特にがん患者が行なうものは「がん代替療法」と呼ばれ、がん患者の実に44.6%が何らかの代替療法を受けているとの調査もある(2005年・厚生労働省『我が国におけるがんの代替療法に関する研究』より)。
実際に民間療法を病院やクリニックでの治療に取り入れている医師は少なくない。だが、総合内科専門医で民間療法の現状に詳しい秋津医院院長の秋津壽男医師はこう指摘する。
「民間療法は玉石混淆です。効果が医学的に証明されているものを正しい目的で治療に用いるのはいいが、エビデンスがない療法はかえって病状を悪化させる危険がある」
そこで、秋津医師に、医学的な観点から評価してもらった。
【水素水】
「活性酸素の除去」「がん予防」「ダイエット効果」などさまざまな効能が謳われる水素水。ブームのきっかけになったのは、科学雑誌『ネイチャー・メディシン』電子版に発表された「水素分子の抗酸化作用」という論文だったといわれている。
その後も水素研究の論文は世界で数多く発表されてきたが、「水素水」としての効果・効能は確認されていない。国立健康・栄養研究所も「有効性を信頼できるデータがない」と発表している。
「“水素が体内の活性酸素を無害化する”と主張する人がいるのは承知していますが、それを言ったら水道水にだって水素原子は含まれている。そもそも胃酸に含まれる水素のほうがはるかに濃度が濃いので、外から水素水を摂取しても体への影響はないでしょう」(秋津医師)
【ホメオパシー】
病気を引き起こすとされる植物や動物組織などを水で薄めたのち、砂糖で固めて丸薬(レメディー)にし、服用することでその病気を治療する「ホメオパシー」。18世紀末にドイツで確立された民間療法だが、近年、風邪からがんまで、さまざまな病気の治療に効果があるとして、アメリカを中心に大流行した。
だが、2010年に日本学術会議がホメオパシーの治療効果を科学的に否定し、日本医師会と日本医学会もそれに全面的に同意している。
「ホメオパシーでは原材料となる成分を『10の60乗分の1』にまで希釈して使いますが、これは“地球上のすべての海水の中に1滴たらした”よりもさらに薄めた状態。つまり、ほとんど水なので、どの疾患にも効くはずがありません」(秋津医師)
アメリカ食品医薬品局(FDA)も、2017年にホメオパシー関連製品を取り締まる方針を発表している。
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20180916_760762.html
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