1日に多くの食品をバランスよく食べることが健康によいとは限らないようだ。

 「米国心臓協会(AHA)」は、『Circulation』(8月9日オンライン版)で「豊富な種類の食品を食べることが適正体重の維持につながるというエビデンスはない」とする新たな声明を発表した。

 報告をまとめた米テキサス大学公衆衛生大学院疫学・ヒト遺伝学・環境科学のMarcia de Oliveira Otto氏は、「食品の数を増やそうとすると健康的な食品だけなく、健康に悪いものも含まれてしまう。こうした食べ方は、食べる量を増やし、肥満を助長する可能性がある」と話している。

 米国をはじめ世界各国では、長い間、食事や栄養に関する勧告の中で、「栄養バランスを取るためには1日にできるだけ多くの種類の食品を食べること」が推奨されてきた。

 こうした考え方は食事の多様性(dietary diversity)と呼ばれるが、多様な食品を食べることが健康に与える影響について、見解は一致していなかった。

 Otto氏らは今回、2000年1月から2017年12月までに発表された最近の論文を対象に、食品数と肥満や食行動、食事の質などの関連について調べた。

 その結果、数多くの食品を食べることが適正体重の維持や健康的な食生活につながることを示したエビデンスはないことが明らかになった。

 論文の中には、食品数が多いと満腹感が得られにくく、結果的に食事量が増える可能性を示したものも見られた。また、食品数が多いと摂取カロリーが増え、食事パターンが乏しくなり、成人では体重の増加と関連する可能性も示されたという。

 なお今回の声明では、食品数を増やす代わりに、果物や野菜、豆類、精製されていない全粒穀物、低脂肪の乳製品、オリーブオイルなどの植物油、ナッツ類、鶏肉や魚を適量摂取し、赤肉(牛や豚、羊などの肉)、砂糖や甘味料、果糖飲料などの摂取は控えることが強く推奨されている。

 これらを踏まえてOtto氏は「数は限られていても、個人の予算や好みに合わせて選んだ健康によい食品を食べ続けるほうが、幅広い種類の食品を食べようとして、少ない量でもドーナツやスナック菓子、フライドポテトなどを食べてしまうよりは、体重管理に適しているといえる」とまとめている。

以下ソース
http://healthpress.jp/2018/09/post-3769.html

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