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 世界中から観光客が押し寄せている上海市内にトンデモなビデオ・ショップがある。この店には、怪しげな商品がズラリと並んでいる。どうしてこのような店が存在するのだろうか?

 このビデオ・ショップが力を入れて販売しているのは、日本国内で売られている音楽CDや映画のDVD、テレビで放送された映画やアニメなどだ。中国では、日本の映画やアニメが大人気なのだという。

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 それはそれでビックリだが、音楽CDジャケットを良く見ると「中島みゆき」となっているハズの表記が「中島美雪」となっていたり、「浜崎あゆみ」が「浜崎歩」となっていたりしている。CDの一部は、曲名が中国語に「翻訳」されているものもある。値段は、音楽CDで20元(約300円)からとなっておりとても安い。以下は、アルバイトをしている女子大生との会話だ。

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「CDなら安室奈美恵や浜崎歩(浜崎あゆみ)が人気です。テレビで放送された漫画なら、すべてその翌週には入荷しています。安室奈美恵は、もうすぐ引退するので、旧作を買いに来る人たちもいますよ」(女子大生)

「本当に充実した品揃えですね。お客さんは多いのですか?」(筆者)

「えぇ。小学生から年配の人まで色々な方が来てくださいます」(女子大生)

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「でも、商品のパッケージを見ると中国語で表記されているものもあります。輸入版だったら、そんなことはないですよね? ましてや正規盤では考えられないことですけど」(筆者)

「ぁ、ああ。アタシはバイトですから。よく分かりません……」(女子大生)

 ちょっと疑いの質問をすると女子大生の表情が変わった。さっきまでカメラを向けるとポーズを作ってくれていたのたが、そのときの表情は消えてしまった。しばらく話をしていると女老板(女主人)が戻ってきた。筆者のカメラを見ると血相を変えた。

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「アンタ、店の写真を撮ったの? 何のつもり!? データを今すぐ消しなさいよ!」(女老板)

 40代くらいと思われる女老板は、目くじらを立てていた。とっさに言い返した。

「映像や音楽には、著作権というものがあります。日本では、テレビで放送された漫画は売っていませんよ。これって違法なコピー商品ですよね?」(筆者)

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 女老板はツメ寄ってきた。

「著作権って何!? そんなの知らないわ。フザケないで。あなたに言われる筋合いはありませんよ!!」(女老板)

 カネのためなら何でもやるという中国人。ここまでくると、もう立派としか言いようがない。要するにこの店で売っているものは、100パーセントパチ物なのだ。ちゃっかりと売れ線を押さえているのはエライが(!)。最近、中国では、このような店が摘発されることもあるらしい。それでも女老板は、堂々としていた。毛沢東さんは、草葉の陰で泣いていることでしょう。とてもとても残念なことです。

(文・写真/銀座長谷川組次郎)

以下ソース
https://tocana.jp/2018/10/post_18352_entry.html

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