「友人が開いた飲み会で出会い、付き合って5年。顔も性格も好みどストライクな彼とは結婚する気満々でした」と話す、近藤美晴さん(仮名・34歳・建設)。
「でも、彼の仕事が忙しく会えない日々が続き、たまに会うとつい不満がさく裂。年齢的に焦って結婚を急かすようなことを言っていたのも重荷だったのか、いきなり別れを告げられてしまったんです」
倦怠期であることには気づいていたものの、まさかフラれるとは思っていなかった近藤さんはショックで大荒れ。とてもシラフで過ごせる状態ではなく、友人を誘って飲みに行くか、家で一人酒をあおる日々が続いたとか。
「家での一人酒のつまみは、私と別れた後に彼が始めたTwitter。何気なく彼の名前を検索したらヒットしたので驚き、すかさずチェックを始めたんです。とはいえ検索したのがバレると恥ずかしいのでフォローはせず、こっそりロムり続けていたんですが(笑)。
ツイートは多くなかったけど、彼が興味を持っているニュースや彼が読んだ本、彼が出張に行っていることなどを知れるのがうれしくて、『私、まだ彼のこと大好きなんだなぁ』とさめざめと泣いたりしてました」
そしてある日、事件が。
「その前日も一人酒が進みに進み、ワインを1本半ほど飲んでしこたま酔っ払い、自分で『落ちて前が見えない日もあるけど、たまにはいいよね』的なイタいポエムっぽい文章をTwitterに投稿したんです。たまに女優さんとか芸能人でそういう意味深ツイートする人いますよね。完全にソレ気取りですよ。お酒の力って怖いですね。
で、翌朝起きてスマホを見たら驚愕。そのポエムに対して彼から返信が来てたんです……」
何事かと調べたところ、酔っ払いすぎて誤操作してしまったようで、そのポエムを彼のツイートに返信する形で投稿してしまっていたことが判明。彼にとってはいきなり、元カノからの謎の返信のお知らせが届いたわけです。
「彼からのメッセージは『言いたいことがあるならちゃんと連絡しな。もっと大人になりなさい！』といった内容で。私はもう、こっそり検索してTwitterを覗いていたことがバレたうえ、イタいポエムを送りつけるイタい女と思われたことが恥ずかしくて恥ずかしくて……。すべてをなかったことにしたくて、壁に頭を打ちつけ悶絶しました」
少し冷静さを取り戻してから、近藤さんは元彼に返信。Twitterで何気なく検索したら見つけたこと、酔っていたため誤送信してしまったことを必死で弁明したとか。
「決して嘘ではないんですけど、客観的に聞けば嘘くさいですよね。彼も信じてくれなかったようで、『もうわかったよ（笑）』とか『で、何があったの？』とか、かまってちゃんをいなすような返信しかこなくて。そのうち抵抗することに疲れ、むしろ彼とやり取りできることが嬉しくなってきて、『久しぶりに会いたい』と素直に返信しちゃいました」
意外にも、この申し出を彼は快諾。再会の運びとなったのです。
「くそ恥ずかしい思いをして一皮むけたというか、再会したときもフラれて辛かったことや今の心境などを彼に正直に話すことができて。そんな私に彼もわだかまりが解けたのか、別れた当時の私に対する不満や、疲れすぎていて意固地になって別れてしまったことなどを正直に話してくれました」
その後も数回食事や飲みを重ね、二人の雰囲気は付き合っている当初よりいい感じに。そして先日、見事に復縁を果たしたとか。
「誤送信してしまったときは、あまりの恥ずかしさにタッチするだけでOKなスマホの優れた操作性を恨んだりもしましたが、いまではスマホ様様。プライドと臆病さが邪魔してシラフでは自分からコンタクトを取れなかったと思うので、酔って失敗するのもたまにはいいものですね(笑)」
ただ、「あのイタいポエムはそのうち友達をなくす」と、酔っ払ってのツイートだけは彼氏に禁じられたそうです……。
以下ソース
https://joshi-spa.jp/881399
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