そうしたなか、今月16日、イスラーム法学者の中田考氏がカショギ氏の事件に関して興味深い“予言”を自身のツイッター上で公開した。
「【再掲】私は2016/01/04にサウディアラビアは5年以内に倒れると予言していますが、今回のカショギ事件はその端緒となりそうです」
文中にもあるように、中田氏は2016年の時点でこの予言をしていた。それから5年後ということは2021年までにサウジアラビアが崩壊するということだ。しかし、どうしてカショギ氏の一件が一国の崩壊に繋がるのだろうか?
これにはサウジアラビア皇太子のムハンマド・ビン・サルマーンが深く関わっているようだ。それは中田氏の以下の発言からも伺える。
「これは2015年にMBSが弱冠30歳で副皇太子兼第二副首相兼国防大臣兼経済開発評議会議長に任命され、事実上サウジの実権を握り独裁的政策を始めた時点。特に私が深い洞察を有したわけではない。サウディアラビアをイスラーム学、イスラーム地域研究の視覚から分析していれば誰にでも分かること」(中田氏)
トカナライターである塩原逸郎氏がこれまで寄稿した文でも取り上げているように、2015年に副皇太子兼国防大臣に任命されたムハンマド皇太子は、数々の変革を行ってきた。その象徴が、女性の自動車運転解禁であったり、映画館の解禁である。2017年11月には、サウジ王族11名を加えた政府高官や企業家数十名を汚職の容疑で拘束までしている。
こうした彼の“功績”から、彼は保守的で伝統的なサウジアラビアの近代化に乗り出した改革者として一部の中東研究者からも好意的に受け入れられた。しかし、中田氏は、「どんなに腐敗しても良くも悪くも大きく崩れないのが伝統を支配の正当性の根拠とする専制王制の特徴。危険なのは伝統を崩して改革者面をして独裁者をめざしたMBS。あれさえ排除すれば延命可」だと言うのだ。
ムハンマド皇太子を危険視する専門家は他にもいる。その代表格が、プリンストン大学の中近東研究者、バーナード・ハイカル教授だ。「The Washington Post」(1月22日付)の記事において、ハイカル教授は、ムハンマド皇太子の政治的態度を「ポピュリズムと混ぜ合わさった独裁的国家主義」と評している。ムハンマド皇太子は数々の“改革”を行い、若者へのアピールに熱心だというが、実際のところ彼は政治的にリベラルなわけではなく、変革のためには権力の占有が必須だと考える独裁者だというのだ。
以上の中田氏とハイカル氏の発言から次のようなことが見えてくる。今回のカショギ氏の一件は、ムハンマド皇太子が拘束を指示したという報道もあることから、(まだ公表されていないが)カショギ氏の殺害はムハンマド皇太子が独裁色を強めていることの証拠。そして、伝統で支えられているサウジアラビアの近代化をすすめるムハンマド皇太子が権力を握ることで国家の支柱が骨抜きにされ、崩壊に繋がるということだろう。
だが、ムハンマド皇太子の危険性はこれだけにとどまらない。軍事研究家の塩原逸郎氏によると、どうやらムハンマド皇太子の背後にはイルミナティ勢力がついているようなのだ。そのことは、ムハンマド皇太子がイルミナティの本丸の1つであるイスラエルとの協力関係強化に力を入れていることからも伺える。
イルミナティがムハンマド皇太子に目をつけたのは中東の反イルミナティ勢力であるイランとの対決を見据えてのことのようだ。そのヒントは、3月15日に米CBSテレビが放送したムハンマド皇太子のインタビューにある。彼は、「もしイランが核兵器を開発すれば、我々もそうする」と発言したのだ。
続く
以下ソース
https://tocana.jp/2018/10/post_18453_entry.html
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