──高嶋さんもかつては「SM=マニアックな嗜好」というイメージがあったそうです。なぜ覆ったのですか。
「そんな大それた感じはありません。最初にお店にひとりで訪れた瞬間の、『あ?ここにいる人達は自分も含め同じ変態なんだ』という安堵感。そして、初めてショウを観た時の、『これだ!!』感。すべての人たちに、妙な特別感は捨ててもらいたいですね」
──エッセイでは「Sはサービスのエス」と強調されていました。
「だって考えてみてください。簡単に言えば、Mがどうやったら気持ち良くなるかを考えてプレイするんですよ。サービス以外の何があるんですか」
──SMのパートナーや同志を見つけたい場合、どうするのがスマートでしょうか。
「本物の方々が集まるところに行くのが手っ取り早いですが、それはちょっとという方には、とにかく飲み会でも何でも下ネタ言って、その時の引き具合と食いつき具合。にらまれたり怒り出す人がいなければ、軽くSMの話を織り交ぜて下ネタ。あとはリアクションを待ちます。
ノリのいい人は『今度連れて行ってください!』になるし、一見引いたように見えても、あとからメッセージが個人的に来るかもしれない。本当に心の底からSMネタが嫌な場合は、2度とそういう話しないでください、と相手から言ってきますんで心置きなく喋りましょう。ただ最近、ハラスメント全盛なので訴えられるかは自己責任で」
──この世界に足を踏み入れて、人生はどのように豊かになりましたか。
「とにかく楽しい。ただただ酒飲んでるだけじゃまったく面白くない。僕にとってのショウとはSMです」
──興味はあるけど踏み出せないという人は、どうきっかけを作ればいいのでしょう。
「とにかく少しの勇気を持って、まずお店に行ってみることです。何も臆する事も緊張する事も恥ずかしがる事もありません。だって、そこにはあなたと同じ変態しかいないんですから」
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20181112_800293.html
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