生殖ホルモンの分泌が低下することで起きる更年期障害は、主として40〜50代の女性に多い病気です。女性の場合、卵巣の機能が低下することによってエストロゲンが欠乏し、その結果、ホルモンのバランスが崩れることで更年期障害が起きます。

 女性の更年期障害の症状は、いわゆる不定愁訴といわれるものが多く、血管運動神経症状と精神神経症状とその他の症状に分類されます。血管運動神経症状は顔の火照り、ホットフラッシュ、異常発汗、動悸(どうき)、めまいなどで、精神神経症状は情緒不安、イライラ、不安感、抑鬱、不眠などです。

 その他の症状には、腰痛や関節痛などの運動器症状、嘔気や食欲不振などの消化器症状、皮膚乾燥や掻痒感などの皮膚粘膜症状、排尿障害や頻尿などの泌尿生殖器症状があります。こうした症状には個人差があり、なかにはまったく気にならない女性もいますが、気になる女性は婦人科や専門外来を受診するといいでしょう。

 最近では、男性の更年期障害も増えています。男性ホルモンの一種であるテストステロンが欠乏することによって起き、医学的には「LOH症候群」と呼ばれています。

 LOH症候群は40歳以降発症することが多く、集中力の低下、無気力、不安感、イライラ、疲労感、不眠などの精神症状、多汗、勃起障害、性機能低下、筋力低下、発汗、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿などの症状が現れます。

 LOH症候群の精神症状は鬱病の症状と似ているものが多いので、2004年に泌尿器科外来を受診した男性患者を対象に調査したところ、約48%が鬱病と診断されていることがわかりました。

 アメリカやヨーロッパでは1980年代から男性の更年期障害が注目されていましたが、日本では長く診療の対象外とされていたことが、こうしたことを招いたと思われます。いまでは男性の更年期障害も治療の対象としてみられるようになりましたから、男性も気になる症状があったら、専門外来を受診することをお勧めします。(山野医療専門学校副校長・中原英臣)

以下ソース
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/181204/lif1812040002-n1.html

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