警察の内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た警官の日常や刑事の捜査活動などにおける驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、泥棒に自供させる方法を元刑事が詳細に明かす。

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「調べ室(取調室)を禁煙にする時、真っ先に反対したのは捜査三課ですよ」

 長年、窃盗犯を担当してきた捜査三課の元刑事は、犯人の落とし方について聞くと、そう切り出した。

「常習犯は浮いてる時間が長いほど、ヤマをたくさん持っている。これを1つ1つ吐かせるには、あめ玉をしゃぶらせないとね」

“浮いてる”とは、刑務所から出て外(シャバ)にいること。つまりシャバの空気を吸っている時間が長いほど、常習犯は犯罪件数を重ねているのだそうだ。

「常習犯には『ドロ刑‐警視庁捜査三課−』(日本テレビ系)の大泥棒みたいに、怪盗○○とか、第○号とか呼び名がついてるやつもいてね。ただ名前がつくやつほどなかなか口を割らない。捕まっても逮捕された案件1件だけで終わり。後は知りませんということになると、せっかくのミケタ星がね…」

「昔は留置所から調べ室に出しては、たばこを吸わせたり、コーヒーを飲ませたり、チョコや菓子を食べさせたり…。いろいろと問題はありましたけど、そうやってコミュニケーションを取ってね。気を許すようになると、あいつらも『あっ、刑事さん思い出しましたよ』と自供を始めるんですよ」

 留置所の食事は決まっていて、菓子はなし、たばこを吸えるのは朝2本のみ。喫煙者には特に我慢が強いられる。そのため食べ物やたばこは、自供を促す最強のツール。昭和の刑事ドラマで見かけたこんなシーンは、本当に実在していたのだ。

 食事は留置所ごとに違うが、ある署の定番メニューはたとえば、ご飯にきゅうりのキューちゃん、コロッケの弁当に粉末味噌汁。三食いつも揚げ物という署もあれば、朝はあずきマーガリンのコッペパンが定番の署もある。羽田の東京空港警察署は、留置所の食事も機内食を作っている会社が担当しているので、評判がいいらしい。

 金を出せば昼だけ違うモノを食べることができるシステムになっているが、金のない泥棒は、羽振りのいいヤクザがうまそうな弁当や牛乳を取って食べるのを黙って見ているしかない。そうやって見ていれば自分だって、チョコやコーヒーが欲しくなる。

「ちょっと何個か思い出したから、あの刑事さんに言ってください」

 泥棒は留置所の担当にそう伝言し、向こうから声をかけてくるようになる。調べ室に出て菓子やコーヒーにありつきたいのだ。泥棒によっては、「あの刑事さんじゃなきゃ話さない」というやつも出てくる。調べ室に出てくるメリットを感じさせれば、それが自供へとつながる。

「正月は自宅でお節料理を詰めてさせて出勤し、食べさせてたね。正月でも、留置所で出るのはミカンぐらいで。別のモノを少しでも食べさせると涙流してね。その日にしゃべるってわけじゃないけれど、一生懸命思い出すというか。まあ、今やったら違反ですけどね」

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20181209_820564.html

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