前田容疑者は、徹底した安売り商法でスーパー玉出を一代で繁盛店にした立志伝中の人。現在は経営権を関東の食品会社に売却し、静かに老後を送っていたという。
「経営の第一線に立っていた頃は、その強引な商法や外国人労働者の酷使などで、なにかと物議を醸したことも事実です。反社会的勢力との関係も、病院などの不動産買収にからみ、何度も噂には上っていました。それだけに、今回の『組織犯罪処罰法違反』による逮捕も、業界では比較的冷静に受け止められています」(地元関係者)
府警は認否を明らかにしていないが、前田容疑者にかけられた疑いは、飛田新地内にあるスーパー玉出所有の土地建物を、「売春に使われると知りながら料亭として暴力団関係者に貸し、賃貸料を売春の売り上げの中から受け取っていた」というものだった。
開店以来、前田容疑者に渡った家賃収入は約2000万円とみられている。
ちなみに、前田容疑者が貸していたとされる料亭は閉店を余儀なくされているが、それまでは新地のメインストリートに位置する人気店だったという。
「平均年齢が高い新地にあって、若手が数多く在籍し、他の店とは雰囲気もサービスも違ってました。今回の摘発で、『さすがは前田さんが関係していた店や』と、地元のファンは妙に納得したそうです」(風俗ライター)
大阪の飛田新地といえば、かつての遊郭の風情が残る全国でも数少ない“色街”。いわゆる「チョイの間」で何が行われているかは誰もが知るところだが、これまで警察の大きな摘発を受けることはなかった。
「ここは昔から“暴力団は、客として来ることはあっても、経営には関わっていない”というのが建前になってます。私らも、逃げも隠れもしないから、警察も見て見ぬフリをしてくれてたんと違いますか」(地元の料飲組合関係者)
半ば公然と商売ができていた地域の摘発に、突如、警察が本腰を入れてきた要因はいくつかあるという。
「大きいのは、山口組の分裂です。玉出が建物を貸していたのは、六代目山口組の最高幹部が率いる組織の周辺者たちでした。警察は、分裂による抗争拡大を懸念しており、資金源をつぶすことに躍起になっている。玉出は、府警のアピールに利用されたようなもんです」(全国紙記者)
2つ目の要因は、「万博」の開催決定だ。大阪では、これまでにも大きなイベントがある度に“環境浄化作戦”が発動され、風俗関連の取り締まりが強化されてきた歴史がある。
「天王寺博の時も、花博の時も、ちゃんと自主規制をやったから、正直、ここ(飛田)だけはスルーやった。でも、来年からは大きい国際的なイベントが続くやろ。今までは単発やったから、どうにか対処できたけど、これからどうなるか、ちょっと分からんよ」(前出・組合関係者)
大阪は、来年にはG20(先進国首脳会議)やラグビーのワールドカップが開催され、その後も2025年の万博までは海外に向けての国際都市としてのイメージが大切になってくる。
「すでにガールズバーなどの摘発も活発になっていますが、その反面、万博とセットのカジノに食い込もうと、裏社会の連中がすでに水面下で動き出している。博打は彼らの本業ですからね。それ以外にも、土建業界などの利権争いから山口組の三つ巴の抗争に発展する恐れもありますからね」(前出・記者)
山口組の分裂問題と大阪万博の開催決定が、今回の摘発に影響を与えているように、今後、大挙して訪れる外国人観光客の問題もリンクしているという。
続く
以下ソース
https://wjn.jp/article/detail/1572473/
https://wjn.jp/article/detail/7973788/
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