ヴィーガニズム(絶対菜食主義)への信念は人それぞれであり、最近の欧米では子供を幼いうちからヴィーガン(絶対菜食主義者)として育てている家庭も存在する。しかし、小さな子供にとっては様々な食品から摂取する多くの栄養が成長に繋がり、それが偏ると病を生じることにもなりかねない。このほどオーストラリアで、子供たち3人に厳格なヴィーガン生活を強いていた両親が、娘に深刻な身体的危害を加えたとして逮捕・起訴された。『Metro』『The Sun』などが伝えている。

ニューサウスウェールズ州シドニーに住む32歳と34歳の両親(法的理由により名は非公表)は、息子2人(4歳と6歳)と同様に当時1歳だった女児にも厳格なヴィーガン食を強いていた。

朝にはバナナ半分とライスミルク(米から作られる穀物ミルク)で混ぜたオート麦をカップ1杯、昼にはジャムやピーナッツバターを塗ったトースト1枚、そして夜は豆腐や米、芋を女児は与えられていたようだが、両親曰く「偏食気味」だったことから夜にも朝と同じメニューを食べさせられることも少なくなかったようだ。

しかし、この食生活が女児に深刻な健康障害をもたらした。今年3月、発作を起こして病院へ搬送された女児を診察した医師は、栄養失調のためビタミンD欠乏や代謝異常が生じて引き起こされる深刻な変性骨疾患「くる病」を女児が患っていることに気付いた。

母親は、病院の栄養士に家族全員がヴィーガン生活を送っていることを説明し、女児が一日に何を口にしているかを述べた。病院側は当初、両親の意思を尊重する姿勢を見せていたものの検査の結果、女児はヴィーガン食を与え続けられていたことでカルシウムやリン酸塩、ビタミンB12やビタミンA、鉄分および亜鉛の欠乏を含む重度の栄養失調を引き起こしていることが判明した。体内のビタミンD濃度が低すぎると骨疾患を引き起こす可能性があるとされるが、女児のビタミンDの濃度は検出不可能だったのだ。医師は、女児の骨はとても脆く折れやすい状態であり、普通に触れただけでも骨折の可能性があることを指摘した。事実、小さな女児の体には全体的に骨折の痕が見つかったという。更に医師は、後に行われたダウニングセンター地方裁判所で、入院していた1か月間も女児はぐったりとした様子で弱々しく、言葉を話すことやハイハイをすることも全くなかったと述べている。

両親は女児が入院してから1週間経った後でも、栄養失調が原因で女児が成長不足になっている事実を否定するメッセージを病院側に送っていた。その後、警察が「なぜ子供の成長をもっと考慮しないのか」と女児の父親に問い質したところ、父親から「女の子だから男の子とは違って小さいものだと思っていた。娘が成長していないことを深く考えたことはなかった」といった返事が返ってきたという。しかし、当時1歳の女児の体重はわずか4.5kgほどしかなく、出生体重の2倍になるには程遠かったようだ。

更に警察は捜査を進めていく中で、両親は女児に予防接種を受けさせておらず、生後の経過観察のための検査も行っていなかったことが明らかになった。また女児は、出生証明書も提出されておらず、医療番号も所持していなかった。その結果、逮捕・起訴された女児の両親は、子供への養育を怠り無謀で重大な身体的危害を子供に加えた罪を認めた。その後、後者の罪に対しては不起訴となったが、両親への判決は1月16日に下されるとのことだ。

続く

以下ソース
http://japan.techinsight.jp/2018/12/ellis05481225.html

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