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 湖に沈んだ古代都市が中国・雲南省で発見された――。

 中国・雲南省は緑深い森林に恵まれ美しい湖も多い。そうした湖のひとつが澂江県、江川区、華寧県にまたがって位置するフーシアン湖(撫仙湖)だ。湖面は212平方キロメートルと雲南省で3番目に大きい湖で、155メートルという水深は中国全土の湖で三番目の深さだ。

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フーシアン湖(撫仙湖) 画像は「Wikipedia」より
 この湖に沈んだ古代都市があるという伝説が古くから伝えられているのだが、最近になって何度か科学的な調査が行われ、フーシアン湖の湖底に眠る古代都市の全貌が徐々に明らかになっている。

 地元に残る言い伝えでは前漢時代(BC206〜AD8年)にこの地方にユーユアン(Yuyuan)という都市があったとされるが、その後の隋王朝時代から唐の時代(581〜907年)の間の記録にはユーユアンの記述が一切残されていない。したがってこの間のどこかの時点でユーユアンは湖に沈んで消滅したと考えられているのである。

 天気がよく水の透明度が高い日などは、陸からでもこの湖底の遺跡がうっすら見えることもあることから、地元では古くから“水下古城”と呼ばれ伝えられてきたという。1992年にフーシアン湖に潜った地元のダイバーが初めて肉眼で水底の都市遺構を目撃した。湖底の都市には石畳や木造家屋があり、陶器や土器類もあったという。

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 2001年に初めて科学的な調査が行われ水中3Dスキャナーによって、都市の大きさは2.4〜2.7平方キロメートルであることが突き止められた。建築物はほとんどが木造で石畳の道路があり、土器や陶器、彫刻された石細工なども発見されて、そのいくつかが回収された。

 2006年には中国のテレビ放送である中国中央電視台(CCTV)が再び調査を行い、もともとはピラミッド状に積み上がっていた石が崩れた痕跡が発見されたといわれている。石には複雑な彫刻が施されていて、その構造はエジプトのピラミッドよりも複雑であったという。

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 見つかった多くの石のうちの1つがいくつかの点で特別な注目を集めた。例えば石の右上の部分には、それを囲む7本の放射状の線が彫られた小さな円があり、これは太陽に似ていることが暗に示されるのだ。

 同じ石の左側には小さな円が刻まれていて、こちらの放射状の線は4本だけである。こうしたタイプの彫刻は専門家によって相当にレアなものであると考えられ、1800年以上前のものであると推定されている。

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 2007年には回収した建造物の一部を放射性炭素年代測定したところ、1750年前ほど前のものであるという結果が出て、専門家の鑑定をサポートするものになっている。

 また石の中には“マスク”に似た彫刻を施した石もあったという。それらのマスクは人間のために作られたものではないように見えるということだ。

 1800年前から1750年前のこの湖畔には、かつて栄えたテン王朝(Dian Kingdom)の街があったといわれているが、大規模地震で起きた地滑りによって湖に“沈没”したことが一部で信じられているという。

 アメリカのテレビ放送「ヒストリーチャンネル」の人気番組「Ancient Aliens」シリーズで、この話題が紹介された放送回では、この湖底の古代都市が地球外からもたらされたエイリアン文明である可能性を指摘している。今後の大規模な調査で発覚するであろう新たな事実に注目したい。

(文=仲田しんじ)

以下ソース
https://tocana.jp/2018/12/post_19215_entry.html

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