２０１７年１０月に第２子を出産した魚谷は、昨年１０月の住之江からレースに復帰。１１月の若松では優出３着の活躍を見せるなど、徐々に調子を取り戻している。
「産休に入る前よりも楽しんでレースができているかもしれません。いい意味で気持ちをリセットできたというか。それまでは２年連続（１５、１６年）でクイーンズクライマックスに出場できなかったりして、変に守りに入っているのが分かっていましたから」
トップクラスで戦い続けるためには、体力面だけではなく、精神面でもタフでなければならない。そこで苦しんでいた魚谷にとっては、いいタイミングでの産休となったようだ。
「上の子が大きくなって、お兄ちゃんとしての立ち振る舞いをしてくれるんです。それがうれしくて」
２児のママとしての喜びを感じながら、水上でも本来の走りができるようになりつつある。
今年は年末に徳山でクイーンズクライマックスが行われる。現在は福岡支部所属だが、結婚前は山口支部。走り慣れた“元”地元水面でのビッグレースとなれば、モチベーションは自然と高くなってくる。
「１２人に入るのはＧＩで勝つしかない。そこを目指すと自分がキツくなるのが分かっているので、まずはシリーズ戦に出場するのを目標に頑張ります」
地道に経験を積んできた魚谷だからこそ、年末の大舞台を見据えて着実に前進していく構えだ。
（立山友基）
■魚谷 香織（うおたに・かおり）
１９８５（昭和６０）年４月２６日生まれ、３３歳。山口県出身。
２００５年３月に第９６期生として選手登録。福岡支部所属。
夫は第９５期の青木幸太郎（３４）。
好きな食べ物は栗、いも。
芦屋一般戦に出場中。
１５３センチ、４５キロ。血液型ＡＢ。
以下ソース
http://race.sanspo.com/boatrace/news/20190104/btrnws19010404520006-n1.html
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