場所の詳細は差し障りがあって書けないが、安飲み屋が並ぶ街の一角でK氏(50代)と落ち合い、まず向かったのは喫茶店『R』だった。

野球帽を目深に被り、ウィンドブレーカーにジーンズというラフなスタイルのK氏はホットココアとサンドイッチを注文すると、口を開いた。

「あんたも何か食べちゃっていいよ。いまな、闇スロの店長、呼んであるから」。数分後、まだ20代半ばとおぼしきホスト風の店長が現れるとK氏に軽く会釈をして正面に腰をおろした。

「どう、調子は?」
「いやぁ、厳しいっすよ。トランプのせいでお巡り、めっちゃ多いし」
「ああ、大統領か。ありゃ、シャブでもやってんじゃねえのか」
「アメリカのセレブがシャブなんかやらないっすよ。コークでしょ」
「そうかぁ?」

こんなどうでもいい会話を10分ほどした後、店長はK氏の前に「これ、いつもの」と言って茶封筒を置くと、伝票を持ってそそくさと店を後にした。

「中、見せてやろうか?」そう言ってK氏は封筒から札束を抜き取る。全部で10枚。こんなものなのか。「いまどき、これでもいいほうだよ。デカい箱のカジノは大手(の組)に押さえられてるからな」。

K氏によるとこの十年でヘルス、パチンコ店、居酒屋、スナック、クラブなどの合法的な店からのみかじめ料徴収は3分の1程度に激減。今も安定的に徴収できる先は自ずと非合法業種に限られてくるという。

「うちの場合、闇スロ、本番エステ、裏DVD、客引きがメインだな。以前は飲み屋からの上がりのほうが多かったんだけど、暴排条例以降、昔からの馴染以外は、向こうからはっきりと断ってくる。実際、最近は店主の通報一本で即逮捕状。まったくやってらんねえよ」

月々のみかじめ料の相場はどんなものなのか。

「飲食店が2〜3万、ヘルスが5万、パチンコ店が30万ってとこ。非合法では、本番エステが5〜10万、カジノ関係が10万〜50万、客引き、スカウトが3〜5万ってあたりだな」 組員が徴収したカネは組と折半が基本だという。ちなみにK氏の徴収先は全部で8軒、総額30万円弱。組に半分入れるので、収入は15万円ほど。

「正直、タバコ代にも苦労してる。だから、さっきみたいに喫茶店に呼び出して、コーヒーと飯をおごらせるしかねえ。情けないよ、ホントに。今の時代、ヤクザなんてやるもんじゃねえ」

この後K氏は、本番エステのママと待ち合わせをしているという上海料理店に足早に消えていった。

以下ソース
https://k-knuckles.jp/3/3729/2/

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