睦月影郎『真・フェチ道』

“フェチの大御所”と言っても過言ではない睦月影郎氏が毎回、本当のフェティシズムを熱く語る本コラム。今回は、フェチの“個人史”を遡ってもらった。

いやあ、押し詰まりました。今年も残りあと僅か。クリスマスと言うと、私が通っていた幼稚園がカトリック系だったので、キリストの劇をやったことを思い出す。もちろん良い役は寄付の多い金持ちの子で、私はいつも衣装もなく黒い布を頭に巻くだけの羊飼いであった。

幼稚園の頃も、もちろん私は勃起を自覚し、密かに美女に食べられたい願望を秘め、そんな妄想にばかり浸っていた。まだセックスどころか、自分の願望が性欲だということにも気づかず、ただ美女の口から呑み込まれたいという思いばかりが強かったのだ。

だから女の子に、頬を噛んでもらったりしては、甘美な刺激と息の匂いに陶然となり、それがのちに、美女の唾液と吐息フェチにつながっていくのである。こんな幼稚園児がいたら、実に嫌である。

とにかく女の子のことしか考えない人生が始まり、小6で発毛と夢精。オナニーは少し遅くて中2だった。もちろん妄想も、セックスではなくあの子の匂いが嗅ぎたいというフェチが中心である。縦笛を舐めるなんてのは素人であり、私は分割して内側のヌメリを指で拭って嗅いだり舐めたりした。

マスクも上履きも、椅子の座布団も、とにかく好きな子の全てを嗅ぎまくった。成人して、ようやく恋人が出来てからもセックスはせず、ひたすら唾液と吐息をもらいながらオナニーするというフェチ行為に終始していたものだ。この行為は、基本的に今も変わっていない。

年末が来るたび、ああした人生でなかったら、私は一体どんな職業に就いていただろうかと思う。年間の射精回数は年々減り、今は辛うじて一二〇回はクリアしているが、やがて平均月十回を切る時がやってくるのだろう。年が明ければ、私も六十三歳になってしまう。射精快感の充実した、良い年にしたいものである。

以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/7120400/

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