2005年に公開された園子温監督の映画『Strange Circus 奇妙なサーカス』では、その冒頭、摩訶不思議なフェロモンを漂わせる“奇妙なサーカス”によるショーの場面が登場しているが、かつてこの国には、「サーカス」「見世物小屋」と称して全国各地を移動し、その土地土地の人々を巻き込む形で、今で言う、乱交・スワッピングパーティのような催しを提供してきた集団が存在していたという。今回はそんな“性の宴”を主催していた集団を、かつて目撃したという数少ない生き証人に、その実態について話を聞く機会に恵まれた。以下はその証言である。
「表向きはね、見世物小屋という体だったよ、たしか。けど、それはあくまで建前上のことでね。実際にはみんなその中身を知ってたんだ。知ってけど知らん顔して。けど、毎年あの連中がね、やってくるのを、みんな心待ちにしていたと思うんだよな」
かつて全国各地を旅し、“性の宴”を開催していたというその集団についてそう語りはじめたのは、西日本のとある寒村で、昨年他界した妻を偲びつつ、ひっそりと暮らしているという横澤六郎さん(仮名・87)。そんな横澤さんの話によると、少なくとも今を遡ること約半世紀ほど前の1960年代半ば頃までは、そうした“性の奇術師たち”が、毎年のように当地を訪れ、村人たちを「楽しませていた」のだという。
「昼間はね、子供相手にそれこそ蛇女だとかね、そういう出し物をさ、“それっぽく”見せたりしてるの。要は見世物小屋だよな。けどね、真夜中になると、大人たち相手にさ、ストリップみたいなことをやってね。それこそ“まな板ショー”みたいなやつとか、“花電車”みたいなやつとか。そういうね、大人向けの出し物をするのさ」
昼間の様相とは打って変わって、夜な夜な密かに“大人向けのショー”を披露していたというその集団は、やがて夜も更けきて、日付を跨ぐ頃へと差し掛かると、今度は客を交えての“体感型のショー”を展開することになるのだという。
「最初はね、“まな板ショー”の相手に、村の男を入れたりとかっていうところからはじめて、場が温まってくると、村の女衆が参加するストリップだとか、目隠しして村の男衆のモノを触って、その中から夫のモノを当てたら賞品がもらえるやつとかね。そういう出し物をやるんだよね。けど、その頃になると、みんな酔いも回ってきたりするもんだから、だんだんおかしな雰囲気になっちゃう(苦笑)。要はね、その頃合を見計らって、“そういうこと”をやりはじめるっていうわけなのよ」
“大人向けの出し物”を散々見せたあとで、徐々に“体感型のショー”へとシフトし、挙げ句には、座長の掛け声に煽られる形で、村の男女のほぼ全員が参加するという乱交・スワッピング大会とも言うべきイベントになっていくという、この一座の“宴”。彼ら村人たちが互いの肉体を貪り尽くし、精も魂も尽き果てた頃には、すっかり夜も白みかけているような時間となっていたのだという。
「まあ、このあたりじゃね、ご覧の通り、今でも娯楽という娯楽がほとんどない場所でさ。なにせ、パチンコ屋ひとつありゃしないんだもの。ましてや、今よりも遥かに昔のことだから、なおさらだったんだよな。だからね、あの連中が来るのを、みんな毎年楽しみにしてたっていうわけ」
横澤さんの話によると、「(東京)五輪の頃ぐらいから(訪問頻度が減って)来なくなってきて、(大阪)万博の頃には完全に来なくなった」という、“奇妙な見世物小屋の一座”たち。今となっては、その素性も、その後の末路も定かでないが、当世の我々からすると、どこかノスタルジック的な意味合いも含め、その正体が実に気になるところである。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/01/post_19160_entry.html
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/