「……そうそう、それこそ“先っちょ”だけ、“先っちょ”だけ挿(い)れるっていう儀式なの。だからね、よその人が思うほど、おかしな風習じゃないと思うんだけれどもね……」

 北関東のとある地域に、その昔、存在していたという、なんとも奇妙な習慣についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、自身の姉妹もその体験者であったという、漁業・山岡千吉さん(仮名・81)。山岡さんの話によると、かつて当地においては、初潮を迎えた女児に対して、にわかに信じ難い“蛮行”が、公然と行われていたのだという。

「いやね、そこまで大上段に構えて話すことでもないのだけれどもね、昔、このあたりじゃ、年頃になった娘たちを相手にね、そこから先の人生において必要なことをだよ、娘の父親が教えるっていうしきたりがあってね。そのなかでまず真っ先にやるのが、さっき言った“先っちょ”だけ挿れるっていう儀式っていうわけ」

 女児が成長し、第二次性徴を迎える頃になると、実父からいわゆる“性の手ほどき”を受けることが当たり前のこととして捉えられていたという同地域。そうした“手ほどき”は、「“七五三の次”として考えられていた」(山岡さん)9歳と、“その次”である12歳のときの合計2回に分けられて行われていたというが、その際、当の女児は、まず男性と女性の“性の違い”について座学で教えられ、その後、子作りのために必要な知識や技術を仕込まれることになるというから、現代の我々からすると、開いた口が塞がらないどころか、顎まで外れかねないほどの特異な代物だ。

「……いやいや、だからさっきも言ったようにね、2回目(※女児が12歳のとき)にだって、“先っちょ”だけしか挿れないの。私なんかも娘たちにやったからよくわかるんだけれどもね、ホント、“さわり”のところしかやらないから。だからね、よその人が思うような、そういういやらしいことじゃないんだって」

 そもそも“性の手ほどき”と称して、父親が“年頃”の娘に対して、そうした性行為を行うということ自体、現代の我々にとっては俄かに信じ難いもの。たとえそれが、山岡さんの言うところの「“先っちょ”だけ挿(い)れる」というものであったとしても、その評価はさしたる変わりはないというのが正直なところだ。

「いやね、最近じゃ随分と便利な時代になったものだから、それこそちょっと調べたらね、子供をどうやって作るかだなんていうことは、簡単にわかることだと思うけれどもね、昔はそういう情報があまりなかったの。だから親が教えたっていう。まあね、あなたもそうだけれども、今の人からしたら、そんなの信じてもらえないんだろうけれどもね……」

 多くの人々がその体験上、知っているように、どのような行為を行えば妊娠するかということは、別に実の親から教えられなくても、どういうわけか自然とわかるものである。現代の我々からすれば、そうした“いずれは誰しもわかること”を、あえて実の父親がレクチャーするという当地の習慣、やはりというか、その有用さも理解し難い、“単なる奇習”であるとしか言いようがないというのが、正直なところであるかもしれない。

(取材・文/戸叶和男)

以下ソース
https://tocana.jp/2019/01/post_19159_entry.html

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