毎年、正月が明けて成人式が過ぎた頃になると、コンビニエンスストアやスーパーなどの小売店の店頭では、早くも節分の「恵方巻き」の予約を受け付けるPRポスターなどが貼られている様子を目にするが、古今東西の文化・習慣を眺めていくと、世の中にはとんだ“恵方巻きもどき”の儀式があることに気づかされる。
「……ハハ、なにせ人前でそういうことをするんだからね、とてもじゃないけど、よその土地の人には言えやしない話だよ(苦笑)。俺はもう、何十年も前に東京に出てきちゃったから、“時効”だと思って話すけどもね」
かつて自身が生まれ育った西日本のとある地域に存在したという、“恵方巻きもどき”の儀式について、そう苦笑しながら語るのは、都内在住の元自営業・門倉仙太郎さん(仮名・72)。門倉さんの話によると、彼の出身地であるその地域では、毎年、節分を迎えると、地域の夫婦が全員参加する実に“珍妙な儀式”が行われていたという。
「察しの良い人ならばすぐにわかると思うんだけれどもね、夫婦者はね、お互いが見ている中で、恵方巻きよろしく、旦那がカミさんにてめえのナニを咥えさせるっていう、実に馬鹿げた儀式? 風習? なんかそのへんは良くわからないけれども、とにかくそういうのがあってさ(苦笑)。だからね、最初にテレビで恵方巻きの話を観た時に、俺は“ああ、あれがこうなったのか!”って思ったほどだよ」
小売業者の尽力による賜物なのか、その由来を示す明確な史料が乏しいにもかかわらず、現在では日本全国で知られるようになっている「恵方巻き」。“縁起が良い”という方角に向かって、太い海苔巻きを「丸かぶり」するこの風習に対し、あろうことか、当地では妻が夫の性器を荒々しく「丸かぶり」させられ、挙げ句、その際に浮かべる苦悶の涙を「尊ぶ」というのだから、それこそ開いた口が塞がらないどころの話ではない。いや、むしろ塞がってしまっていると言うべきか。
「……由来? そんなの知らねえよ、俺は(笑)。というかね、恵方巻きにしろ、豆まきにしろ、あんなの大昔の変わり者が勝手に始めて、勝手に広めたもんじゃねえの? 俺はよく知らんけど。それをね、後の時代に生まれた連中は、“習慣だから”っていう理由だけで、よくよく考えもせずに続けちゃう。そういう意味じゃね、あそこらのおかしな儀式だって、そういうのと同じようなもんじゃねえのかな(苦笑)。だって、そいうのが嫌で引っ越した俺からすりゃあ、節分に豆を撒くのも、海苔巻き食うのも、ナニを咥え込むのもおかしな話だと思うもの。意味がわからんし、わかったところで、そんなもん知ったことじゃないわ」
門倉さんが言うように、たしかに、いわゆる「奇習」と呼ばれるものの大半は、その名が示す通り、傍目に見れば「奇」なるものとして映ることは事実。そうした意味では、現代の我々にとってはあたかも「当たり前のこと」とされている儀式や風習の中に、本来であれば実に滑稽極まりない代物も、少なからず含まれているのかもしれない。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/02/post_16160_entry.html
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