ロシア政府は国内のインターネットを一時的に国外から遮断する、いわば「ネット鎖国実験」を計画中だという。表向きはサイバー軍事訓練の一環だとしているが、その背後には別の思惑もあるという。英「BBC」(2月11日付)ほか、多数メディアが報じている。

 今や我々の生活にもなくてはならないものとなったインターネットであるが、その分サイバー攻撃の脅威の度合いは増しており、セキュリティ対策は世界各国の重要課題となっている。

 サイバー攻撃によって海外のネットワークから切り離されてしまった場合、必要な機能を維持できるのか? この難しい課題に対し、ロシアでは昨年12月、ロシア独自のインターネット構築を目指す新たな法律案が提出された。国外からネットが遮断されても、国内の独立したネットワークを維持できるような独自のシステム構築を予定しているという。

 そんな中で計画されているのが、ロシア国内のネットワークを一時的に海外から遮断する実験である。ロシア国内のISP(インターネットプロバイダ)と協力し、禁止コンテンツをブロックする。さらに、ISPはデータの送受信をロシア国内のものと国外のものとに切り分け、国外へのデータは削除して、国内のデータが国外に送られたり、傍受される恐れがある海外サーバーを経由したりしないようにするのだという。

 近年、ロシアは諸外国へのサイバー攻撃でしばしば批判されており、北大西洋条約機構(NATO)と加盟各国はロシアへの制裁をちらつかせている。今回の実験も、このような諸外国の動きに対するロシア政府による対抗策の一環なのだ。

 だが、ロシア政府の狙いはもう一つある。ロシア政府は2020年までに国内のインターネット通信経路を整備する計画を立ち上げており、いずれ中国のようなウェブ検閲システムの導入を目指しているとされる。実験中、ロシアのISPは国内のデータ送受信がロシア連邦通信局の管理するルーティングポイントを経由するよう求められる。つまりネット鎖国実験は、政府による国内のインターネット監視・検閲システム構築作業の一環でもあるのだ。

 そしてさらなる裏の狙いは、西側諸国を基点に世界を牛耳ろうと目論むイルミナティによるネットを利用した洗脳からの脱却だ。昨今、「ロシア疑惑」事件を筆頭に、ロシアメディアはフェイクニュース工場などと揶揄されてきたが、それはあくまでもイルミナティ側の意見であり、ロシアとしてはそのような情報が国内で“主流派”として受け入れられるのは断じて許せないはずだ。

 今のところ実験が行われる日時は発表されていないが、今年4月1日までに行われるとみられている。たとえ短時間の一時的なものであったとしても、海外のネットワークからの遮断は大きな混乱を引き起こすとみられ、さらには数十億ドルもの損失を生むと推測されている。当然国内には反発する動きも出てきているのだが、それだけのリスクを背負ってなお、将来的に得られるメリットの方が大きいということだろう。

 ロシアのインターネット専門家フィリップ・クリン氏は、科学ニュースサイト「Science Alert」(2月14日付)に対して「世界規模のウェブからロシアが切り離されるということは、我々がすでに他国と戦争していることを意味する」とコメントしている。独自インターネットと検閲システムの構築に向けたロシアの動きは、次なる世界大戦に向けた準備の一環ともいえるのである。

 ババ・ヴァンガの予言どおり、第三次世界大戦の勃発は近いのか? 最近ではロシア中の魔女たちを味方につけたといわれるプーチン大統領と、今後のロシアの動きから目が離せない。

以下ソース
https://tocana.jp/2019/02/post_84588_entry.html

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