米セックスドール製造大手のAbyss Creationsの新ブランド「Realbotix」をはじめ、昨年から続々とセックスロボットが各メーカーからリリースされている。女性向けの男性型セックスロボットも登場しているほどで、潜在的な需要は計り知れないといわれている。
だが少し考えてみてほしい。セックスロボットに搭載されているのはAI(人工知能)である。何もセックス専門のパートナーだと限定しなくとも、暇つぶしにチェスやオセロの相手をさせてみればたいていは負かされることになる。つまりAIが搭載された時点で、それはセックス“も”できるロボットということになるのだ。
女優のスカーレット・ヨハンソンに似せたロボット「Mark 1」を開発したリッキー・マ氏は、このロボットはセックスもできるがセックスロボットとして作ったのではないと言及している。例えば家族の一員として子どもや老人の相手をすることもできるようになるというのだ。
米ミネソタ大学の法学者であるフランシス・X・シェン准教授は、早急にセックスロボットの法律上の定義付けしなければならないと危機感を表明している。セックスロボットとは何なのか、その定義を明確にしなければ規制することができなくなるからだ。もし定義付けができなければ、ロボットのボディに、人体に有害な素材や塗料が使われていないかどうかや、人体を負傷させる可能性などを検査することができなくなる。
例えば米アラバマ州では州法でアダルトグッズの製造販売が禁止されているが、その場合のアダルトグッズの定義とは「人間の性器を刺激することを目的に作られた機器」である。この定義をセックスロボットにそのまま適用することができるのだろうか。あるいは性的な機能を外した状態で販売し、後からカスタマイズできるという販売手法も考えられなくもない。
つまるところ、これらは正真正銘のロボットであり、人間の活動の一部にセックスがあるように、ロボットの営み全般の中でセックスもできるということなのである。
倫理的には“児童ポルノ”に抵触するタイプのロボットをどう規制すればよいのかが現在議論されているが、セックスロボットについては別の懸念もある。それはハッキングの問題である。
オーナーにとってセックスロボットは当然のことながら非常に親密な存在となる。いつも身近にいるその“近しさ”がきわめて危険なリスクをはらんでいるのだ。
豪ディーキン大学のニック・パターソン博士は、部屋に入り込んだロボットが“ターミネーター”になり得ると警告を発している。セックスロボットであれAIが搭載されたからにはネットワークにつながる可能性が高く、ハッキングの対象になるというのだ。
そしていつもオーナーの近くにいて、肌も触れ合う存在のセックスロボットはその近接性からあらゆる危険性を有している。盗聴や盗撮という情報漏えいのリスクはもちろん、身体が動かせるタイプのロボットであれば、悪意のあるハッカーによりオーナーが身体的危害を加えられる可能性も出てくる。もしロボットが刃物などの凶器を手に持つことができれば、オーナーを殺害することもあり得ない話ではない。
「いったんロボットがハッキングされてしまえば、ハッカーはロボットをフルに操作でき、ロボットに指示を出すこともできます」(ニック・パターソン博士)
続く
以下ソース
https://tocana.jp/2019/02/post_85212_entry.html
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