頼れる身内などがいればまだいいだろうが、それすらいない人も多いし、金利は高いがまともなクレジットカードのキャッシングなどが利用できるうちはまだいい。どうしても借り入れできなくて、闇金などに助けを求める人間が多いのも事実だ。
今回トカナで取り上げたいのは、今急増しているSNSを使った個人融資の罠にはまってしまった人だ。
トカナは被害者でもあり、融資した側から見れば“加害者”とも言えるA子さんとの接触に成功した。
きっかけは緊急にまとまったお金が必要となり、A子さん自身のツイッターアカウントで「お金を貸してください」と発信したことだった。
そのアカウントのフォロワーは50人程度だったが、そのツイートを発信した途端に返信が山のように送られてきた。
「お金を貸しますよ、金利などは低利で構いません。フォローしてDM(ダイレクトメッセージ)下さい」
見知らぬアカウントからのそんな返信が続々と届いた。それもわずか1時間も経たずに。
A子さんはその中の1人で、女性がやっていると思われるアカウントからお金を借りることを決意し、DMを送った。普通の金融機関などとは違い、DMと電話だけで融資は実行されることになったのだが、その際に身分証明書の写真だけでなく、さらに自身の顔写真と上半身裸の写真を要求された。また、要求されたのはそれだけではなかった。緊急連絡先として友人や親戚の電話番号を求められたのだ。
A子さんもその時点でやり取りを止めれば良かったのだが、お金が必要な時間が差し迫ってきたために、その要求を飲むしかなかった。
A子さんが借り入れた金額は10万円という少額だった。しかし、約束の期日に返すことが不可能となり、それを相手に伝えたところ、どういうわけか新たなツイッターアカウントを作るように要求された。そして、#個人融資などのハッシュタグ(検索を容易にするキーワード)を入れて前回と同じようにツイートし、他の人からお金を借りて返すように要求された。
やむなくA子さんは指示に従い、新しいツイッターアカウントから「お金を貸して欲しい、個人融資お願いします」と発信した。
案の定、前回同様に個人融資しますという返事が山のように届き、その中の1人からお金を借りることにした。そんなことを繰り返すうちに、借金は雪だるま的に増えていった。
「初めは10万円だったのですが、最後には金利を含めて100万円以上になっていました」(A子さん)
ただのツイッター上のやり取りなどであれば相手をブロックすれば済むだけであろうが、相手には自分の個人情報、友人や親戚などの電話番号などをすでに教えてしまっているため、安易にブロックはできない。数人から個人融資を受け、あっという間に借金が増えたA子さんだったが、ついに決心して警察に相談に行くことにした。
警察はその融資相手を全て闇金だと判断して、その一部を摘発した。結果、A子さんの債務は消えたのだが、失ったモノも大きかった。特に闇金業者から自身の口座にお金が振り込まれたという履歴の影響は大きく、この一件でA子さん自身の銀行口座も凍結されて銀行と取引ができなくなり、クレジットカードも解約された。
「安易にお金を借りたA子さんが悪い」と非難することも必要だろう。だが、闇金が形を変えてツイッターなどSNSでも暗躍し、A子さんのような獲物を待ち構えているという現実も存在する。
ツイッターで#個人融資とキーワードを入れてみよう。新たな生々しいやり取りが今日も続いているだろうから。
文=縹
以下ソース
https://tocana.jp/2019/03/post_88005_entry.html
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