10連休で得をした人っているのでしょうか。あるいは楽しんだ人っているのでしょうか。そもそも、長期休暇は自主的に取ってこそ、本当にリラックスできるものです。「今、日本ではみんな働いているけど私は海外で仕事のことを忘れて楽しんでいる」と思えばこそ、精神的にも「休暇」が取れるのではないでしょうか。

長期休暇というのは本来夏休み、冬休みの類であって、これは小中学の義務教育期間なら分かります。また大学の異様に長い夏休みも社会に出てもまれる前の、わずかな楽しみとして、「モラトリアム」と割り切れば、受け入れられるでしょう。

仕事をしている人間にとって10連休は大変迷惑なものです。僕が従事していた出版界においては印刷会社の締め切りが早くなります。特に大手印刷会社は労働組合がしっかりしており、きちんと休みを取らざるを得なくなっています(その分、下請けにしわ寄せが来るのですが)。融通が利きません。

従って、出版社の編集者たちは前倒しになった締め切りに追われ、「ブラック企業やばい」と報じている自分たちの環境がブラックである事を自覚しつつ、仕方なしに残業しまくります。編集者だけでなく、ライター、イラストレーター、カメラマン、デザイナーなど関わっている人たち全員にしわ寄せが来ます。すなわち締め切りの前倒しです(病院では「連休」と国が謳ってしまった場合、間に平日が挟んであっても、休日費用のところもあるようです)。

社会人にとって、祝日法によって国が決めた祭日を併せての長期休暇は年末・正月、お盆だけで結構です。

「10日間の休みがいけない」と言っているのではありません。政権が国民の祝日として10連休と銘打てば「休まなければいけない」気持ちになります。休日など自由に取らせてほしいものです。

ついでにこれ幸いとばかり、海外視察に行っている国会議員・県議会議員・都議会議員・区議会議員の皆さんには、是非海外での視察の成果をきちんと発表して頂きたいと思います。

(文◎久田将義)

以下ソース
https://tablo.jp/archives/11433

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