ロシアの首都モスクワのシェレメチェボ空港で今月5日、アエロフロート航空機が緊急着陸した直後に炎上する事故が発生した。乗客ら78人のうち、逃げ遅れた41人が死亡した大惨事の様子をとらえた映像が、LiveleakやYouTubeなどの海外の動画共有サイトで公開されている。

 1つめの動画には、滑走路を走行する事故機が映っている。機体後部が炎上し、黒煙をまき散らしながら走り続ける。ようやく止まった事故機は、機体全体が炎に包まれてしまった。2つめの動画は機内の様子を映したものだ。窓の外では、炎が勢いよく燃えている。パニック状態に陥っている乗客らの悲鳴が響きわたる。まるでこの世の地獄である。

 事故機のパイロット、デニス・エヴドキモフ氏は、落雷によって航空管制官との通信が遮断されたため、緊急手動モードに切り替えたと述べた。乗客も「離陸直後に機体が雷に打たれた」と証言している。また、エヴドキモフ氏は、事故機が燃料を満載していたため、着陸時に炎上した可能性が高いとの考えを示している。

 同国メディアによると、生存者37人がいずれも機体前方の乗客らで、犠牲者は機体後部に集中していたという。前方の一部乗客が棚の荷物を取り出したことが後部乗客の逃げ遅れにつながったと見られている。

 中でも、10C席に座っていたロシア人男性、ドミートリ・ケレブスキン氏に非難が集中している。彼は大柄な肥満体系で、救出された際に手荷物を持っていたことから、彼のせいで他の乗客が逃げ遅れたというのだ。彼の手荷物が棚から取り出されたものなのか、座席の下に置かれていたものなのかは明らかになっていない。しかし、10C席の後ろの座席に座っていた乗客で助かったのはたった3人だけだったのも事実である。ケレブスキン氏は40分以内にチケットが払い戻されなかったとして航空会社への怒りを露わにしたが、ネット上ではそんな彼に対する怒りが吹き荒れている。

 一方で、冷静に乗客を誘導した客室乗務員には称賛の声が上がっている。乗務員の一人が非常ドアを足で蹴って開け、乗客の襟首を掴むようにして脱出させていったという。しかし、そんな乗務員の一人は、乗客の脱出を優先させて逃げ遅れてしまい、命を落としてしまった。

 今回の事故のような非常時では、人間の本性が表れる。他人の命よりも荷物を優先して生き残った一部の乗客と、懸命に乗客を救出しようとして死亡した客室乗務員――。両者から学ぶべきことは少なくないだろう。

(文=標葉実則)

以下ソース
https://tocana.jp/2019/05/post_95028_entry.html

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