生後20カ月の子供に野菜だけしか与えず、重篤な栄養失調を招いたオーストラリア人夫婦の裁判が世界中で話題になっている。

 豪紙「News.com.au」(5月9日付)によると、ヴィーガン(完全菜食主義者)であるこの両親は、女児に大麦、米ミルク、バナナなどしか与えず、十分な栄養を摂取させなかったという。そのため、女児の体重はわずか4.9kgしかなく、普通の半分以下だった。恐ろしいことにまだ歯も生えてなく、見た目は生後3カ月の赤ん坊のようだったそうだ。

 女児は昨年3月に痙攣を起こし、病院に運び込まれた。その時に栄養状態の悪さが露呈した。両親から引き離された後は、政府のケアセンターで育てられている。わずか2カ月で体重は6kgになり、自分で立ち上がることも可能になったそうだ。ただし、現在は低すぎる身長と体重が見合わず、肥満の状態になっているという。ケアセンターの職員は、「将来の飢餓に対して、体がカロリーを溜め込んでいるようだ」と語っている。

 また、その後の調査で、この女児にワクチンの接種履歴や出産後の通院歴がないことが発覚した。両親は出産後に一度も病院に女児を連れて行ったことがないようだ。両親には他にも6歳と4歳の男の子がいるが、彼らも政府のケアセンターに保護された。今後、両親は最大で5年の懲役刑を科されるとのことだ。

 以前トカナでも報じているように、完全な菜食主義は健康を損ねる恐れがある。15年間もヴィーガンだった女性が栄養失調で脱毛や潰瘍性大腸炎に悩まされたため、肉食に切り替えたところ健康を取り戻したという話もある。

 野菜だけの食生活にはどうやら問題がありそうである。ちなみに、イギリスでベジタリアンを対象にしたアンケートでは、約40%が肉を食べていると回答しているように、彼ら自身も菜食主義の限界に気付いているようだ。

 それでも自らの意志で菜食主義を続けるのは結構なことだが、子供に強要することは虐待以外のなにものでもない。

 ところで、子供の健康を損なってでも菜食主義に徹する倫理上のこだわりがあるならば、最初から子供を産まない方がよほど倫理的ではなかろうか? 子供を産めば、その子供は人生において必ず苦痛を感じ、最後は必ず死ぬのだから。

以下ソース
https://tocana.jp/2019/05/post_95666_entry.html

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