歴史作家・早見俊氏のリニューアル企画がスタート！ このコーナーでは毎回、洋の東西を問わず歴史上の人物たちの性に関するエピソードをいろいろと紹介していきます。歴史に興味がある人はもちろん、そうじゃない人も楽しめること間違いナシですよ。
今日から装いも新たに日本も含め、東西の歴史上の有名人物にまつわるセックスエピソードを紹介します。まずは、幕末きってのモテ男、土方歳三です。
申すまでもなく、幕末の京都で大活躍した新撰組にあって鬼の副長でした。鬼と称されるくらいですから、彼は大変厳しく隊員を統制したのです。その厳しさは新撰組の死者が勤皇の志士たちとの戦いよりも隊規違反で切腹させられた者の方が多かったことが示しています。
かくも隊員には厳しかった土方ですが、女性には大変に優しくて神経細やかに接しました。また、肖像写真でイケメンぶりが確認されます。現代でも新撰組は女性に人気がありますが、特に土方ファンが多いのは肖像写真が大いに影響しているのではないでしょうか。
土方のモテ初めは、十七歳の時、奉公先の女性を妊娠させたことでした。女性は年上であったそうです。当時は純情青年であった土方はこの女性と結婚しようとしますが、家族から猛反対されました。とはいえ、妊娠させた責任があります。土方は相手の家に行き、手切れ金を渡し、別れることを女性と家族に納得させました。十七歳で女性を妊娠させるとは随分と早熟ですが、手切れ交渉をやってのけたことも大人びています。
その後、三味線屋の娘で評判の美人であったお琴と婚約しましたが、新撰組の前身組織浪士組に参加するため、挙式をすることなく上洛しました。京の都では新撰組副長の激務のかたわら、花街にもせっせと通い、様々な芸妓と浮名を流します。祇園の芸妓、野菊との間には一子をもうけましたが、生まれてすぐに亡くしてしまいました。
土方は故郷の恩人に自分が京都でいかにモテているのかを分厚い文にして送っています。文面には自分に好意を寄せている芸妓たちの名前が書き記され、彼女たちから送られた恋文を束にして添付していました。よほどモテることがうれしくて自慢したかったのです。
彼は得意満面でした。まるで、クラブやキャバクラのホステスからの営業電話に喜び、営業メールを自慢げに見せびらかすモテない男のようで、プレイボーイ土方にほんわかとした好感を抱くのは私だけでしょうか。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/1476518/
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