「問題の場所は、まさにその女性の住んでいる地域から行ける場所にあるんですが、ある風習に使われている部屋が映ったんです。昔あった集落の伝統を密かに続けているもので、女性たちしか入れな い場所なんですよ。なぜそんなところでエロ動画を配信していたのか謎ですが…」（同じ地域に住む男性）
問題の女性は全裸の大股開きでの自慰行為や、男性との性行為をそのまま配信しており、どう見ても逮捕されて当然のものだったように見えるのだが、多くの配信は自室と思われる場所からのものだった。ただ、男性が指摘した一部では、別の場所からと思われる配信があり、古い小屋のような場所が背景に映っていたのである。自室からの撮影は照明をつけたままの明るいものだったが、小屋の方はやや暗め。逮捕前、その小屋の動画は削除されてしまっていたが、前出男性はそこに見覚えがあった。
「昔の歴史資料とか、都市伝説を伝えるサイトとかで画像が出たことがあって、まさにそこと同じ場所だったんです」
男性が同一だと見た小屋は、同地に伝わる奇習の舞台で、「女性がすべてを決める集落があり、女性だけが参加できる会合がそこで行なわれた」という。
県の中心地から、その小屋のある地域までは車で１時間以上かかる 。昭和30年代までは村として存在していたが、周辺全体でも4千人ほどしか住んでいなかったため、その後は町に合併され、後に市に吸収された。果物の美味しいのどかな場所だが、集落は村の中心部から離れた場所にあり、山道を進まないといけない。 問題の小屋は私有地にあるため、部外者は許可なく近寄れないという。
「携帯電話の電波も悪く、インターネットを繋いでいる家も多くは ないところにわざわざ出向いて配信するのは不自然。そもそも部外者は入れないはずなんですよ。集落の会合で何か決めても、現在の 行政とは何の関係もないので勝手な自治になっちゃいますからね」
男性によると、その集落には“ツカイ”と呼ばれる行商人がいて、現地の農作物を買い取り、代わりに必要な物資を売る役目の人がいて、前に集落の様子を聞いたことがあるという。
「集落の人々はあまり町に出てこないそうですよ。なんでも、外へ出るのにもいちいち集落の許可がいるらしくて、前に無断で村を出た男性が“懲罰”として、連帯責任で親族がツカイに売買を頼めなくなったりしたそうです。村のゴミは村で焼いて埋めてるそうなのですが、そのゴミ捨て場も使用禁止になったり」（同）
つまり、集落の意向に逆らえば村八分のような仕打ちが待っているというわけか。十数年前、区域が市に吸収された際は市役所の担当者が調査に訪れたが、集落側が必要書類だけ差し出して現地確認するのを拒んだこともあったという。一説には集落の中央にある古い石が神様のように扱われているという話もあるから宗教的な儀礼が あるのかもしれない
全国には女性だけが参加する風習が各地に存在し、女性のみが入れる山や、男性に知られず渡されるお守りなどの話があるが、これも そのひとつなのか。ただ、もし逮捕された女性が、問題の集落にあ る小屋からエロ動画を配信していたというのが事実ならば、 理由がさっぱり分からない。その小屋に入れるということは、集落 の関係者なのかもしれないが、動画配信では300万円以上の収入 を得ていたと伝えられ、金を稼ぐためにわざわざ外部に晒せず、明かりも暗い小屋を使う必要もない。刑事事件としては、そこに踏み込むことはないだろうが、非常に気になる話だ。
文＝片岡亮／ NEWSIDER
以下ソース
https://tocana.jp/2019/09/post_112346_entry.html
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