外出自粛要請が出され、そして緊急事態宣言が発令されてから、飲食店をはじめとするサービス業が業務縮小や休業を余儀なくされ、大打撃を受けている。サービス業から転職を希望する人たちが求人サイトに殺到しているという話しも聞くが、中でも今、キャバクラやスナックなど、夜の世界で働く女性たちの悩みは深刻だ。

 そんな彼女たちに昼の仕事を紹介する『昼職コレクション』代表の日詰宣仁氏は、「夜の世界で培ったコミュニケーション能力など優れたスキルを持つ女性たちが昼の仕事でも活躍しています。コロナ禍の今こそ即戦力になるはず」と力説する。夜の世界で働いていた女性たちの現状を、転職という視点から追ってみた。

 前出した日詰氏が運営する『昼職コレクション』。小池百合子都知事が『外出自粛』を強く訴えた3月25日の会見翌日から、問い合わせや相談が増大したそうだ。

「通常時ですと、相談から実際に転職エントリーに進む率は60%ほどですが、4月に入ってからは80%と、大幅にアップしました。コロナの収束を待ちたいという人を含むと9割ぐらい。女性たちの危機感が表れています」

 相談者の割合は、20代が60%、30代が30%、40代が10%。内訳は水商売80%、風俗20%。水商売のうち7割がキャバクラで、風俗はデリヘル勤務が7割だという。

「特にコロナショックが大きいのが、20代前半のトップクラスの売り上げを誇る女性たちです。売り上げが通常の3分の1、4分の1とダウンしていますね」

 彼女たちの大きな悩みは、店側の営業再開のメドがたっていないため、貯金を切り崩しながら生活するしかないなど、将来に対する不安だ。中には「国からの援助をもらえる自信がない」と嘆く女性も少なくないとか。だが貯金がある女性はまだマシ。夜の世界で月額50万〜60万円稼いでいた女性でも貯金がゼロの人は、1か月後の生活のメドが立たない状況なのである。

「夜の仕事の女性たちのほとんどが、昼の仕事の収入の希望を月額25万円と挙げていますが、『昼間の手取りは、SEなら20万円弱で、スキルアップすれば25万円以上は可能。営業職もスタートが20万円前後でインセンティブがあれば希望の手取りも可能ですよ』と現状をストレートに伝えています。夜の仕事の収入が月額50万〜60万円で、家賃が15万〜20万円の女性は、『考えてみます』といったん保留にする人が多いですが、その後転職を希望するのは、現実を受け入れて腹をくくったと捉えています」

 一般的な仕事よりも高給な夜の仕事。つまり、腹をくくることが昼職へ転職する第一歩といえるだろう。

 腹をくくったキャバクラやスナックなど接客業を生業とする水商売の女性たちは、集客のスキルを活かして営業職で活躍している。そして近年、SEのニーズも高まっているのだとか。これはどういうことだのだろう?

「SEは研修から丁寧に指導してくれる企業が多いのです。なので女性も安心して就職ができるんです」

 日詰氏に、コロナ禍の4月に決まった、女性たちの就職案件をいくつか挙げてもらった。

@不動産の営業職を得た34歳の女性。キャバクラで10年勤務してきただけあり、抜群の話術と人脈(営業力)を持つ強みが活かされた
Aリサイクルショップの事務員の職を得た22歳の女性は、元銀座のクラブホステスで、営業力プラス外見の良さが功を奏した
BさらにSE職に内定した31歳の女性

 Bの女性はなんと、6〜7年もの間、某SM店の女王様として君臨していたというのだから驚く。礼儀正しく、しっかりしていること、そして向上心にあふれていることが、入社の決め手だったそうだが、これは夜の世界での経歴というより、彼女の元来の能力が評価されたケースなのかもしれない。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1665320

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