0001逢いみての… ★
2020/09/10(木) 23:53:26.17ID:CAP_USER初公判は7月20日。通常の刑事裁判では被告人名や年齢、本籍や住所、職業などといった個人情報が明らかになるが、被害者秘匿の観点から、被告人の個人情報も全て伏せられる。そのため開廷表にも被告人名は記載されず、この日の人定質問でも、名乗ることがなかった。年齢も分からないが、見た目からは40?50代に見えるジャージ姿の恰幅の良い男性だ。
起訴状によれば被告人Aは、2017年の8月、同居していた実の娘(当時17歳)に対し、被告人方において性交したという。「間違っているところはないですか」という裁判長からの問いに対し、消えそうな声で「いいえ」と起訴事実を認めた。
続けて行われた冒頭陳述で検察官は、Aによる娘への性的な行為はこの一度だけではなく、娘が小学校5年生の頃から続いていたことを明らかにした。Aは妻との間に長男と、被害者である今回の長女をもうけ、自宅で4人で暮らしていたという。教師として働いていたことがあるが、その後は自営業で生計を立てていた。
「被告は被害者が小学校5年生の頃、妻が仕事で留守の時に被害者の寝室に入り、陰部を触る、胸を揉むなどの行為をしていた。さらに被害者が高校生になると何度も性交するようになった。被害者は当初、特段抵抗しなかったが次第に嫌悪感を抱くようになり、高校生になった頃には、被告人からは逃れられない、家族が崩壊するなどの思いから周囲にこれを言えずにいた。
被告は(8月の)犯行後も性交を続けていたが、今年2月、被害者が自宅で硬直状態となり病院に赴いた際、主治医に相談して初めて発覚した」(検察側冒頭陳述)
娘は父親である被告の行為の意味を理解するようになると、次第に拒否感を抱くようになるが、これを周囲に打ち明けることで「家族がバラバラになる」との思いを抱き、誰にも話せないまま時が過ぎた。
「小学校の頃から胸を舐められ性器に指を入れられていた。当初はおかしいと思っていなかったが今年2月に性交された後に硬直状態となり病院に連れて行かれた。ママやお兄ちゃんが大好きで家族が壊れるのが嫌だった。好きな人がいるのにお父さんとセックスするといつか自分が壊れてしまうと感じていた」(娘の調書)
誰にも言えないまま長期にわたり父親からの性的虐待を受け続けて来た娘は、入院先で「解離性障害」と診断を下されている。実の娘の体だけでなく心も大きく傷つけた被告だったが、8月31日に行われた被告人質問で「娘を励ますために性交した」と驚くようなことを述べたのだった。
被告 「高校2年の中間考査で娘も頑張りきって疲れている時期がありました。後ろ向きな発言をしたり、わけわからないことを言うようになり、抱きしめたり添い寝したりして、少しでもできることはないかと、いろいろしていた時期があった。その中でキスしたりすると前向きな発言を聞くようになったので、性交したいという気持ちが起こったと思う」
弁護人 「被害者を励ますため?」
被告 「はい」
さらには冒頭陳述で指摘されていたような「娘が小学生だった頃からの性的虐待」を一切否定した。
弁護人 「小学5年生のころ、盆踊りの時期に娘さんの乳首をなめたことは?」
被告 「ありません」
弁護人 「小学生の頃あなたにアダルトビデオを見せられたと言っていますが事実ですか?」
被告 「ありません」
弁護人 「風呂で乳首を舐めた事実は?」
被告 「ありません」
こうして次々と、起訴状以外の過去の性的虐待を否定し続けたところで、法廷の衝い立て奥にいる被害者である娘の嗚咽が聞こえ始め、公判が中断する事態に。被告は無表情で座っていた。再開後は検察官が、被告のセックスに対する備えについて切り込む。
続く
以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/133323
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