0001逢いみての… ★
2020/11/25(水) 23:12:59.23ID:CAP_USER「東京にお住まいのかたは、病棟に入るのを遠慮してください」
茨城に住む92才の母親が座骨神経痛で立ち上がれなくなり、救急車で緊急入院することになった。入院手続きを終え、病室で寝ている母親に声をかけようとしたところ、ナースステーションでそう声をかけられ、足止めされた。
「これから見舞いに来ないで、ってこと?」と聞くと、「ええ、東京のかたはちょっと……」だって。コロナ禍のため、とは言われなくてもわかる。
そういえば、病院に提出した書類の中に家族の系図と続柄を書く欄があり、なんの気なしに自分の現住所を書き込んだ。田舎の病院も経営が大変なんだろう。取りっぱぐれのないよう、親族の住所まで書かせるのね、などとぼんやり考えはしたけれど、まさか「東京都××区」の住所の私がターゲットだったとは!
さらに、お見舞いや面会は1家族1人だけで、平日午後の2時間に限られているという。仕方なく、母親の見舞いは、茨城に住む弟(52才)が仕事を早引けしたり、半休を取ってすることになった。が、同じ県内とはいえ、病院に行くのに片道3時間かかるという。寝る間もない。「病気にならなきゃいいけど」と、弟の妻は心配するけど、どうにもならない。病院側もコロナ禍から患者と病院スタッフを守るのに必死なのよね。それはわかる。だけど見舞う家族もまたギリギリの思いを強いられる。
茨城だけじゃない。地方の病院はどこもかしこも、「東京人はコロナ感染予備軍」と決めつけているみたい。10月半ばのこと。知人のMさん(49才)が、85才の父と81才の母の検診に付き添うため、宮崎県に帰省した。事前に、東京でPCR検査を受けてのことだ。が、それが事を大きくした。
病院では入口で検温と手の消毒をしたうえ、住所・氏名・要件を記入させられる。Mさんの書き込みを見た係の人は即座に、「東京からですか? こちらに来て何日目? ああ、今日来たばかりですか。では、今日は院内に入れません。2週間後に来てください」と言ったという。「いえ、検診を受けるのは私ではなく、両親です」と伝えると、「濃厚接触していますから、ご両親の検診もできません。このまま、県外に出ないで2週間後に来ていただけませんか?」と返されたそう。
Mさんは、東京から飛行機代をかけ、仕事を休んで帰省している。そう簡単に引き下がれない。こんなこともあろうかと、PCR検査を受けてきたことを告げ、「もちろん結果はまだですが、その書類がこれです」と病院の職員に見せた。
すると、「ほう、PCR検査を受けたということは、何か症状があったわけですよね?」「いえ、付き添いをするため、自主的に自費で受けてきました」「自費? いくらかかりました?」「3万4000円です」「ほう、エライですねー」
Mさんがコロナ対策をキチンとしていることを説明しても、病院側の表情はどんどん硬くなり、「2週間後」を繰り返すばかり。この間、高齢の両親は硬い椅子に座ったままじっと待たされた。腹が立って仕方がないが、どうしようもない。家族3人でやむなく病院を出た。
家に帰る途中、スーパーに寄ったら、親戚の人とバッタリ会った。すると、Mさんの顔を見た彼女は「キャーッ」と逃げるふりをした。相手が冗談半分だとわかってはいたが、Mさんはとても一緒に笑う気にはならなかった。東京から帰省した自分が原因で両親は検診を受けられず、行き場のない怒りとやりきれない失意を抱えていたところにコレだ。地方に住む多くの人たちが、「東京人は危険」という気持ちを持っていることを心底実感したという。
続く
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20201125_1615445.html
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