0001逢いみての… ★
2021/12/08(水) 23:10:30.84ID:CAP_USER生活困窮者や高齢者、障害者を絶対に見捨てない。このことを信条に、隣接するNPO法人とともに住居の面で貧困者をサポートする不動産会社がある。神奈川県座間市の株式会社プライムだ。
代表取締役の石惧ィ氏によると、もともと高齢者が中心だった問い合わせがコロナ禍で月に300件ほどに増え、相談の年齢層も下がったのだそう。
「最近は、働き盛りの相談が多いですね。9割は男性。コロナで職を失って、家賃滞納で立ち退きに遭った人がよく電話をかけてきます。インターネットの検索ページで【貧困】【住まい探し】と入力すると、『プライム』と出てくるみたいで」(石恷=j
問い合わせる人の職業もさまざまだ。タクシー運転手のほかに、工場労働者や飲食関係者、建設業に道路工事の人もいたという。派遣切りに遭った人もいれば、よその地域で生活保護を受けていた人が訪ねてくることもある。
石恷≠ェ貧困者に部屋を紹介し、同じ敷地内のNPO法人「ワンエイド」が行政との橋渡しや生活面の見守り、場合によってはフードバンクなどの支援をする。そうした支えによって順調に生活を立て直していた矢先に、突飛な行動に出る困窮者がコロナ禍で増えた。「夜逃げ」だ。取材の前夜にも「夜逃げ」があったとのことで、その内容を詳しく石恷≠ノ聞いた。
「夜逃げ」の1人目は、千葉から来た高松誠さん(仮名・30代)。「車中暮らしがつらい」とのことで、プライムにやって来たときは安心感から涙を流したそう。
「生活保護を勧めたのだけど、高松さんは車を維持して、何とか仕事を見つけて生活を立て直したいと。半年ぐらい住んでいたのかな。『自立に向かってステップアップしています』なんて話もしていたのだけど、ある日『やっぱり家賃が払えません』と言うんです」(石恷=j
紹介した2DKの家賃は4万1000円。住民票は抹消されていたので、貸したアパートの住所で住民票を復活させた。高松さんは、プライム隣のワンエイドでフードバンクの有償ボランティアも行っていた。
しかし、ある日のボランティアの活動で、時間になっても高松さんは現れなかった。連絡もつかない。石恷≠ェアパートに向かうと、高松さんの姿はなかった。部屋にはゴミだけが残っていた。
「高松さんは本当にいい方で、生活に困った方へのボランティアも安心してお願いしていたんです。私も仲よくしているつもりだったんだけど、うーん、何がダメだったのかな……」(石恷=j
「2人目の方は、窓から飛び降りて逃げていったんですよ。2階の部屋なのに」(石恷=j
「夜逃げ」の2人目は神奈川県内から来た男性。名前は林拓也さん(仮名・30代)。4か月のネットカフェ生活に見切りをつけ、プライムが紹介した部屋に2か月住んだ。石恷≠ヘ生活保護を勧めたものの、林さんは「仕事をしているので」と断ったのだという。 そして家賃を滞納しはじめた。
「『家賃について、聞いてもいい?』と電話で切り出すと、『あ、すみません。来週のどこかで払います』と答える。次の週になって『家賃はどう?』と聞くと、『3日ぐらい待ってください』と。電話にはちゃんと出てくださるし、会話もスムーズな方なんです」(石恷=j
石恷≠ェアパートに赴き、名前で呼びかけてもドアを叩いても出てこない。なかに林さんがいるのがわかる。そして、林さんは玄関に鍵とチェーンをかけ、籠城したのだ。やっとの思いで石恷≠ェ部屋に入ったときは、もぬけの殻。窓だけが開いていた。
林さんがすごいのは、この後だ。プライムから紹介してもらった部屋から夜逃げした後、別の支援団体に顔を出し「住む部屋がないです」と相談に行っていたのだ。
「若い人ならではの行動というか。どこに行っても『何とかなる』ことを知っていて、ジプシー的にいろんなところに頼っているんですよね」(石恷=j
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1795973
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