照ノ富士の休場で横綱不在、大関は貴景勝1人きりの大相撲初場所は、6日目にして幕内の全勝が消え、予想通りの混戦模様だ。

そんな中で筆者が注目したのは、幕下15枚目格付け出しでデビューした19歳の落合(宮城野部屋)だ。身長179センチ、体重156キロと体格に恵まれ、高校の強豪・鳥取城北時代には高校横綱に輝くこと2度。昨年9月の全日本実業団で優勝して付け出し資格を得た。

2日目のデビュー戦は不戦勝となり、実質デビューの二番相撲で瀬戸の海を落ち着いた取り口ですくい投げで下すと、7日目の四番相撲ではストレートで勝ち越しを決めた。7戦全勝なら来場所、即十両入りだ。

脱臼癖を治すため、高校卒業後すぐにプロ入りはしなかった。母校で稽古を続け整体院に通うなど一浪≠オて、実業団で付け出し資格を取得するところなどは、なかなかの戦略家でもある。

師匠は元横綱白鵬。落合が小学生のとき、鳥取・倉吉巡業で憧れの白鵬から「引退して親方になったら部屋においで」と声をかけられ、ずっと入門を夢見ていたという。

その宮城野親方は初場所後の28日に、東京・両国国技館での引退相撲が控えている。力士にとって文字通り最後の稼ぎの場となる引退相撲はチケットの売れ行きが全て。何とか1枚でも多く売ろうと東奔西走するものだが、白鵬の引退相撲は発売開始の昨年11月1日に即日完売した。まだまだ人気は衰えていない。

「ハサミを入れられるのはタニマチにとって最高の名誉。昔の景気のいい頃は、ご祝儀で100万くらい包むタニマチもいたけど、いまのご時世10万ぐらいが相場かな」とある親方。引退したら銀座に稽古場をガラス張りにした部屋を建てるという白鵬の野望はさすがに実現しなかったが、そんな金満親方≠轤オい引退相撲になりそうだ。

金集めもさることながら、「白鵬ブランド」の威力で弟子集めも着々と進んでいるようだ。200センチ、172キロの大器、21歳の北青鵬は十両2枚目で入幕は目前。十両には人気者の炎鵬もいる。さらに関取予備軍の幕下上位には落合や日大出で幕下7枚目の川副、同13枚目に鳥取城北出身の向中野が十両を狙っている。高校は鳥取城北、大学も日大からの入門ルートができ、今後もどんどん好素材が集まりそうだ。相撲界一の関取を抱える白鵬王国≠ヘ幻影ではなくなってきた。 

(作家・神谷光男)

以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/article/20230117-O3OPYQDZYFNLPFYT6M5JFMLNGI/

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