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嶋田有里(5250)

長崎支部の若手・嶋田がボートレーサーという職業を選んだのは、あるポスターがきっかけだった。

「電車の中づり広告だったと思うんですけど、『スポーツで食っていく』というポスターで(ボートレーサーを)知って、調べていくうちに選手になりたいと思うようになりました」

高校卒業前に養成所の入所試験を受けて、見事に一発合格。1年間の訓練生活は「厳しかったし、精神的にきつかった」と大変だったようだが、「教官の原田(富士男)さんを前に乗せて、ペアボートを操縦したのが一番の思い出です」と笑顔で振り返る。

デビューから1年9カ月が経過して、初勝利にはまだ手が届いていない。「まだレースに参加できないことのほうが多い」と先輩たちとの実力の差を痛感しながらも、「ボートレーサーは素晴らしい職業だし、レースがうまくなればもっと楽しいんだろうなと思う」と気持ちは前向きだ。

師匠は同支部の先輩である中村辰也(35)。「デビューしてすぐに弟子にしてもらいました。時間があるときにはレースのリプレイを見てもらって教わっています」と心強い存在の後押しを受けて、地力アップに励んでいる。

「毎レース、少しでも勉強できるように頑張っていきたい。身近な目標は初勝利ですが、将来的には現役を長く続けられる選手になりたいですね」

未来の大きな飛躍を夢見て、今は地道にボートレーサーとしての土台を固めていく構えだ。

(立山友基)

■嶋田 有里(しまだ・ゆうり)
2002(平成14)年6月2日生まれ、21歳。熊本県出身。長崎支部所属。
130期として22年5月に大村でデビュー。
趣味は遊ぶこと。好きな食べ物はごはん。休日の過ごし方はショッピング、家でゆっくり過ごす、アニメ鑑賞。
3月12日開幕の下関ヴィーナスシリーズに出場予定。
165センチ、48キロ。血液型B。

以下ソース
https://www.sanspo.com/race/article/general/20240216-JRGD74O4MJORFNWIY6HUP5YXDY/