最近、岐阜県の町長が「頭ポンポン」などの計99件のハラスメント行為を行い、辞職届を提出しましたね。その報道でネット上で物議を醸したのが「頭ポンポンはセクハラか否か」というもの。

セクシャルハラスメントは、相手が不快と感じたかどうかが一つの判断基準になります。そのため、明確な基準がなく、どこからどこまでが該当するのかがわからず困惑する方も多いのではないでしょうか。

一昔世代であれば、上司から「頭ポンポン」をされて喜んだ(もしくは喜んだフリをしていた)人もいたかもしれません。また、恋愛指南書とかでは女性がキュンとする仕草などで「頭ポンポン」が紹介されていることもありますし、恋愛ドラマなどで女性が喜んでいるシーンを見かけることも。「女性にとってうれしい行為なのでは?」と勘違いをしてしまう男性もいると思います。

しかし、たとえ好きな人でも「頭ポンポン」を不快に思う女性が多いのが事実。私の周りの女性から不快に思う理由を尋ねると「見下されていると思うから」「身体を触られるのが嫌」という意見が多く出てきます。

確かに、どれだけ素晴らしい仕事ぶりをした人だとしても、相手を自分以下の人間だと思っていない限り「頭ポンポン」なんて行為はできないはずです。そして、無許可で相手の体に触れる行為はセクハラ以外の何者でもありません。なので、職場では特に「頭ポンポン」は絶対にやめてほしいです。

さて、こんなふうにセクハラに対して話していると、「そんなこと言われたら何もできなくなる」という意見が出てくることがあります。

そう思ったみなさんに一度試してほしいのが、その行為をやる際に、同性で同じ役職の人に対しても行うかどうかを考えてみるということです。同性で対等な存在であれば、たとえ仕事の功績を残しても「頭ポンポン」はしないでしょう。迷った際は、同性で対等な関係でも同じことをするかを考えてみてほしいです。

以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/article/20240319-GGTAVFZLRBIBRAOK7VAI5II3Q4/