立憲民主党の岡田克也幹事長は23日に国会内で開いた会見で、衆院3補欠選挙(28日投開票)について言及した。

 東京15区補選は自民党候補者が不在。立憲は酒井菜摘氏を擁立して優位に選挙戦を展開中だが残りの選挙中、保守票をどう取り込もうと考えているのか。

 岡田氏は「今の(自民党)裏金問題に象徴されるですね、政治とカネの問題、政治改革問題、そのことをしっかり訴えていく。それを自民党に対して対峙できるのは立憲の公認候補だということを中心に、訴えていくことだと思います」とコメントした。

 長崎3区は自民党候補との事実上の一騎打ちバトルだ。しかし、保守票をめぐっては自民党ではなく、維新の候補者に流れるとみられている。

「維新の方に流れるかどうかはわかりません。ここもなぜ補欠選挙になったかを考えれば、政治とカネの問題がメインです。それに国民の怒りは、私はすさまじいものがあって、それに正面から取り組んでいる立憲に対する期待が高まっていると思います」とした。

 先週18日、連合の芳野友子会長は東京15区補選で立憲が共産党から支援を受けていることに「容認できない」と発言している。これに岡田氏は「連合が紙でまとめたこの選挙(同補選)に関する考え方は、私たちは尊重しながら活動しています。そこに矛盾はないと考えております」と語った。

 国民民主党の玉木雄一郎代表はこの日に開いた会見で「多くの国民は共産党と選挙をやることに違和感を感じている」と述べたという。今後、総選挙が控えている中での共産党や国民民主との連携のあり方についてどう考えているのか。

「玉木さんがいろいろな考えがあるのならば、直接言ってほしい。いつも会見で言う。我々には何か言われたことがないんです。だから、我々は会見の場で返すことを避けたいと思います。外向けに言うのは理解しがたいところがあります」と岡田氏は不快感を示した。

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https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/300051