(公財)兵庫県青少年本部は今夏、兵庫県教委、県警などとの共催で、小・中・高校生を対象に、インターネット依存から抜け出すための「人とつながるオフラインキャンプ」を開催した。
自然生活を通してスマホの適度な使い方を考えるきっかけとなった。
この取り組みは、7月のプレキャンプ、8月のオフラインキャンプ、11月のフォローアップキャンプの全3回で構成。
活動フィールドは、離島の県立いえしま自然体験センター(姫路市家島町西島)。8月のオフラインキャンプは、16日から20日までの4泊5日で行われた。
参加者は中学生を中心に、小学生と高校生合わせて14人。仲間づくりとコミュニケーションを深めるための食事づくり、カヌーやシュノーケリングなどの体を使った活動、テント泊などを行った。
スマホの持ち込みはでき、我慢できないときにだけ、夜の1時間使用できる。保護者との個人面談も行い、今後のスマホの使い方対策を立てた。
担当者は「キャンプでは、ネットではなく、人とつながるのを最も大切にした。参加者が自然生活を通して、スマホの適度な使い方を考えてくれた。最近はネット犯罪も多いので、改善できれば」と話している。

https://www.kyobun.co.jp/news/20160825_05/