数百円から数千円程度で気軽に購入できるカシオ計算機の腕時計「チープカシオ」が近ごろ注目されている。
Twitter、Instagramなどインターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にも取り上げられ、人気だ。ライバルのシチズンが同価格帯で展開するブランドにも影響が及び、「チープシチズン」の呼称も定着。
両社とも「宣伝も広告もまったく出していないのに」と驚きを隠さないが、腕時計の主戦場といえば数十万円以上の高級時計で、やはり“チープ”では業績アップにはつながりにくいようだ。(藤谷茂樹)

品切れ続出
 昨年秋、大阪市中央区の家電量販店、ビックカメラなんば店の売り場に「チープカシオ」コーナーが登場した。十数種の腕時計がずらり並ぶが、モノによっては棚に空きも目立つようになってきた。
担当の村上真悠さんは「入荷して1〜2週間もすれば、品切れが出てしまう」と話す。

 チープカシオを購入するのは、主に10代〜30代の若い世代で、カシオという日本メーカーの信頼性もあって、台湾や東南アジアから訪れる観光客もよく買っていくという。

 こうした人気に、カシオの広報担当者も「何の広告も宣伝もしていないのに」と驚く。だが、チープカシオという名称も自然発生的に生まれたため厳密な定義がなく、「どこまでがチープカシオなのか把握しきれていない」状態なのだという。

以下ソース
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1609/23/news042.html
「チープシチズン」という呼び方も生まれ、再評価されるシチズンの安価な時計=大阪市中央区のビックカメラなんば店
http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1609/23/yd_casio1.jpg