被害女性は事件2年後に病死 “特殊詐欺”幹部を逮捕

 横浜市の80代の女性の息子を装って現金440万円をだまし取ったとして、
特殊詐欺グループの幹部で暴力団組員の男2人が逮捕されました。女性は、
現金を取り戻せないまま病死したということです。

 指定暴力団住吉会系の組員・小林英夫容疑者(46)と山本真亜久容疑者
(29)は2018年1月、仲間と共謀し、横浜市に住んでいた当時83歳の女性に
息子を装って嘘の電話を掛け、現金440万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、山本容疑者ら2人は特殊詐欺グループの幹部で嘘
の電話を掛ける「かけ子」や現金受け取り役の「受け子」に指示を出す
などしていたということです。

 警視庁は、山本容疑者らが同様の手口で3000万円近くを複数の高齢者
からだまし取ったとみて調べています。

 2人は取り調べに対し、黙秘しています。

 被害者の女性はだまし取られた金を取り戻せないまま、被害から2年後に
病死したということです。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000251133.html