突然SS
ベッドで語る人外爺井と婆室がすこで自分でもやってみた


🐬眠れないんですか?
🐳ああ、風が気になる
🐬嵐は夜のうちに行ってしまいますよ。朝には晴れている
🐳そうか…だが君も眠れないんだろ
🐬ええ…何故だかあなたと初めて会ったときのことが思い出されて…
🐳懐かしい話だ…君に初めて会った時、天使が舞い降りてきたかと思ったよ。それとも俺は知らない間に天国に紛れ込んでしまったのかと
🐬ふふっ冗談でしょ。あなたはずっと怖い顔をして僕を見ようともしなかった
🐳あの時は……すまなかった…
🐬いいんです。もう随分昔の話です
🐳君の方は俺に初めて会った時どう思ったんだ?いけ好かない奴?それともとびきりのハンサムガイか?ん?
🐬何も…
🐳何も?
🐬何も考えられなかった…ただ胸騒ぎがしました。あなたは嵐を呼ぶ雲のような人だった
🐳嵐雲?
🐬僕はその先の自分の人生を予感していたのかもしれない…あなたとは長い時間をたくさんの場所で共に過ごしましたね
🐳ああ。後悔してるのか?
🐬いいえ、ひとつも。嵐のような時代もありましたが、今は毎日とても静かで平穏です。このままここで最後まで過ごせたら…
🐳俺もそう思うよ…だがその日はいつなのか分からない。明日かもしれないし100年先かもしれない。いずれにしろ俺は君を離さない…ずっと一緒だ
🐬さあ、もう寝ましょう。明日はあの子が来るんでしょ
🐳ああ、約束した
🐬あの子は普段はお寝坊なのにあなたと遊ぶときは早起きするらしいですよ
🐳はは、明日も楽しみだ…おやすみM y angel
🐬おやすみなさい