わいわい鬼滅スレ [無断転載禁止]©bbspink.com

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0001やまなしおちなしいみななし2019/05/23(木) 18:26:05.31ID:???
アニメ中限定スレよ
晒し・ヲチ・ヘイトは出禁よ

0952映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 10:12:53.07ID:???
バス停で無一郎と別れ、狛治と杏寿郎はタクシーを拾いホテルへと戻った。ホテルへ戻る道すがら、杏寿郎はずっと口を噤んだままで、表情のない顔を窓の外に向けてぼんやりと流れる車を眺めていた。
安っぽい慰めなど杏寿郎が望んでいるとは到底思えず、狛治は口下手な自分自身を忌々しく思いながら、
杏寿郎の完璧に整った横顔をじっと見つめることしか出来なかった。

『君のこと、好きだったよ。・・・・・・愛してた』

考えないようにすればするほど、杏寿郎の台詞が頭の中で何度も甦る。

―――杏寿郎から愛を与えられ、杏寿郎から愛の言葉を告げられた男。

狛治が欲するものを全てもっている男。
それなのに、杏寿郎を躊躇いもなく言葉の刃で傷つける男。
まるでそれは、杏寿郎を傷つけてもいいのは自分だけに許されたことなのだと主張しているようで。
そしてどれだけ屈辱的な言葉を浴びせられても何一つ言い返すことのなかった杏寿郎は、
自分で思っているよりもずっとあの男に心が残っていることにおそらく気付いていないのだろう。
手を伸ばせば触れる距離にいる杏寿郎が、ひどく遠く感じる。
あたたかな体温を持つ身体が確かにそこにあるのに、
その心は空っぽのような気がして。
狛治は胸の奥に鎮座する重苦しい塊を吐き出すことも出来ず、
ただ無力さを噛み締めるように拳を握り込むしかなかった。



ホテルの部屋に入り扉を後ろ手に閉めるなり、
狛治は前にいた杏寿郎の腕を思い切り引きその身体を力任せに反転させると、杏寿郎の唇に噛み付くように口付けた。
「は、・・・じっ!」
何か言いかけようとする杏寿郎の顎を掴み上げ、更に深く唇を合わせて、
杏寿郎の舌をきつく吸い上げる。
「は、・・・ぅんっ」
歯列をなぞり上げ唾液を送り込めば、杏寿郎は重なる唇の僅かな隙間から鼻にかかった声を零し、
狛治の首に手を回してきた。
息継ぎもままならないほどの口付けを交わしながら、リビングへ移動し、革張りのソファの上に杏寿郎を押し倒す。
「狛治・・・」
熱を帯びた潤んだ眼差しで狛治を見上げてくる杏寿郎の額に、
狛治はそっとキスを落とす。
唇を離すと、杏寿郎の両頬に手を添えながらその綺麗な日輪の宿る双眸を覗き込んだ。

「愛してるんです」

0953やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 10:48:34.44ID:???
待機
もう狛杏でいい気がしてきた

0954映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 10:52:13.83ID:???
鼻先が触れそうな距離で目を合わせ、狛治は自分の持つ有りっ丈の想いを篭めて杏寿郎に告げた。
「狛治・・・」
「愛してます、あなたを。―――愛してます」
繰り返しながらもう一度唇を合わせる。
一瞬だけ触れ合うだけの軽い口付けを解くと、杏寿郎の口許から熱っぽい息が漏れた。
「・・・・・・俺は男娼だ」
「だからなんですか?」
「・・・そんなこと言うな」
掠れた声で呟きながら杏寿郎は自分の目元を腕で覆った。
僅かに震える唇に、狛治は何度もキスを送る。
「あの人をまだ愛してるんですか?」
杏寿郎の首筋に顔を埋めながら伯治が小さく尋ねれば、杏寿郎が小さく首を横に振ったのがわかった。
「ち、がう・・・。俺は、もう・・・・・・・」
「杏寿郎さん」
たどたどしい口調で紡ぐ杏寿郎の言葉を遮り、目元を覆っている杏寿郎の腕をゆっくりとどかせた。
するとそこから、迷い子のように心許ない、ゆらゆらと揺れる眼差しが現れた。
薄い膜を張ったその双眸の中に、狛治の姿が歪に映りこんでいる。

「愛してます」

自分の全てを捧げるように、希うように告げれば、ゆっくりと目を閉じた杏寿郎の目尻から一筋の涙が伝った。



11end

0955やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 10:58:52.36ID:???
そこで続くなの?!
うおおおん

0956やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 11:27:43.51ID:y8Zb4zb0
>>953
わかるw

0957映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 11:33:02.56ID:???
12


『愛してます』

しなやかな長い腕で身体を抱き込まれ、肌の上に耳元に、何度も何度も囁かれた。
心臓が押し潰されそうに痛むのは、胸の奥で泣いている様に聞こえるのは、嬉しくて切なくて、そして愛しくて仕方ないから。

(・・・・・・俺もだよ)

罪を告白するような思いで胸の中で繰り返す言葉は、決して君に届くことはないけれど。




契約最後の日の朝、杏寿郎はあたたかな腕に包まれる感触になんともいえない想いを抱えながら目を覚ました。
「・・・おはよう」
「おはようございます」
寝起きの掠れ声で挨拶を口にすると、狛治は微かに笑みを刻んだその唇を杏寿郎の額に軽く押し当ててきた。
「君も今起きたのか?」
「いえ。一度起きて、事務処理をしてからまたベッドに戻りました」
「起こしてくれればよかったのに」
上半身を起こしながら杏寿郎が言えば、
「あなたを抱き締めていたかったので」と狛治は擽ったそうに笑った。
けれどその笑みは何故かひどく切なげにも見えて、杏寿郎は一瞬返す言葉を失ってしまった。
最後なので、と狛治の柔らかに細められた双眸がそう言っているような気がしたから。

0958映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 11:36:13.50ID:???
シャワーを浴びた杏寿郎がリビングの扉を開くと、部屋いっぱいに広がった香ばしいコーヒーの香りが鼻腔を刺激してきた。
「朝食どうぞ」
テーブルで新聞を広げていた狛治が杏寿郎に気付いて声をかけてくる。
その狛治の前にある皿は既に綺麗に片付いていた。
狛治の真向かいの席に座り、この一週間そうしてきたように「いただきます」と手を合わせ、
シーフードが惜しげもなく乗せられたサラダをフォークで食べる。
すると狛治が「サーモンが美味しかったですよ」と頬を緩ませながら杏寿郎に声をかけてきて、
そんな狛治の態度は杏寿郎が想像していたよりずっと普通で、ほんの少しだけほっとした。
「杏寿郎さん」
朝食のサラダとスープを黙々と食していると、
同じく無言で英字新聞を読んでいた狛治がふいに改まった声音で名前を呼んでくる。
「ん?」
「先日教えてもらった口座に、一週間分の専属料と契約金を振り込んでおきました」
伯治の台詞に杏寿郎の手が止まる。
視線を感じ目の前のサラダから顔を上げると、
怖いくらいに真剣な眼差しの狛治がじっと杏寿郎を見つめていて、一瞬息が詰まった。
「・・・・・・・・・」
「取締役会で今回の件を報告をした後鬼舞辻氏の青い彼岸花社と契約を交わして、
それで今回の仕事は全て終わります」
「・・・うむ」
「料金を精算した今、俺たちは雇い主と従業員の関係ではないし、
あなたを俺の傍に縛りつけるものは何もありません。
けど、俺は今後のことをきちんとあなたと話し合いたい。
それも全てあなたの意思次第です。
俺には強制する権利はないですから」
「・・・・・・・・」
熱の籠もった眼差しに射抜かれ、絡んだ視線は一度も反らされることはない。
静かに告げられる言葉の端々に、普段はどちらかというと物静かで冷静な伯治の熱情が見え隠れしていた。

0959やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 11:41:10.09ID:???
■■■水推しの有名荒らしが何ヶ月も頑なに炎推しを装いノーマナー行為や、超長文を落とし自演感想を書いて炎推しをsageる工作荒らしをしています

長文荒らしのレスを一括で消すためにNG nameで名前ごとNGすることをオススメします


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0960映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 11:41:34.03ID:???
「―――杏寿郎さん。俺はあなたを愛してます。・・・・・俺に少しでも望みがあるなら、会社から戻るまでこの部屋で待っていて欲しい」
真摯に紡がれる言葉に杏寿郎の心臓が引き絞られるように締め付けられ、無性に泣き出したいような衝動に襲われる。
真っ直ぐに杏寿郎に向けられる狛治の想いが空気の密度すら変えるような気がした。
何か言葉を返さなければと思うものの、結局唇を開きかけただけで何の言葉を発することなく、杏寿郎は再び視線をテーブルの上に戻した。
「・・・・・すみません。困らせたいわけじゃないんですが、こんな風に言われたら困りますよね・・・」
「・・・・・・・・」
狛治の苦笑交じりの台詞に杏寿郎は黙ったまま首を横に振る。
すると狛治が小さく笑みを零した気配がした。
「そろそろ時間なので、行きますね」
そう言って、新聞をテーブルに置き椅子を引いて立ち上がる。
「それじゃ、杏寿郎さん」
「狛治・・・っ!」
コートを羽織り、颯爽と部屋を出て行こうとする狛治に杏寿郎は知らず駆け寄っていた。
そして振り向いた狛治の肩に手をかけ、首を傾げながらその唇に口付けた。
「・・・・・・・」
ちゅっと微かな音を立て唇を外すと、呆気に取られたような顔の狛治が目を丸くして杏寿郎を見つめていたが、
すぐさまその表情は蕩けるような幸せそうな笑みに変わった。
「今のキスはなんのキスですか?」
「・・・・・挨拶だ」
からかうように尋ねてくる狛治に杏寿郎はやや突き放すような口調で言い捨てる。
今のキスが何のキスかなんて、そんなこと言わなくても分かっているだろうにそんなことを言う狛治が小憎らしくなる。
契約が完了した今、杏寿郎の行動は全て杏寿郎自身の意思なのだと、他でもない狛治が今しがた言ったばかりなのだから。

0961映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 11:44:17.03ID:???
「・・・行ってきます」
笑みを湛えたままお返しとばかりに啄ばむような口付けを杏寿郎に送ると、狛治は今度こそ部屋から出て行った。


(俺はどうしたい――?)

ひとりきりの広い部屋の中、ソファに深く腰かけて、
繊細な文様の描かれた天井をぼうっと眺めながら自問する。
疑いようもなく自分は狛治に惹かれ、共にいることを望んでいる。
それは言葉にすれば『愛』というやつで。
だが杏寿郎は男娼で、今まで数え切れないほど男相手に身体を売ってきて、伯治のような人間とは住む世界が百八十度違うのだ。

『彼は社長で、俺は男娼で。それ以外のなにものでもないし、それ以上のなにものにもなりようがないんだ』

それなのに宇髄に言った言葉が揺らいでしまう。
それ以上になりたいと望んでいる自分をもう偽ることは出来なくて、身動きが取れなくなる。
伯治は猗窩座のように、杏寿郎が男娼であることを一度も蔑んだりしなかった。
最初の時から、まるで宝物を扱うみたいに大事に大事にしてくれた。
『杏寿郎さん』と愛おしさが滲み出る声で名を呼ばれ、優しい手付きで触られると、
この仕事でやっていく為に色々と捨ててきたあたたかで繊細なものが甦ってくるような気がした。
そうやって暫し物思いに耽っていると、静寂を破るようにジリリリリ・・・と呼び鈴の音が部屋に響き渡り、杏寿郎ははっと我に返った。
「狛治に用事だろうか・・・」
独り言を漏らしながら杏寿郎はソファから腰をあげる。
この部屋を訪ねてくるのは、
ルームサービスかコンシェルジュの産屋敷しかいないので、
そのどちらかだろうと杏寿郎は何の疑問を持たずに呼び鈴が鳴り続ける扉に向かった。


―――だが。
「っ!!!」
「杏寿郎」

0962映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:04:27.89ID:???
扉を開けた向こうに佇んだ、薄っすらと微笑んだ猗窩座の姿を目にした途端、杏寿郎はぎくりと身体を強張らせその場で硬直する羽目になった。
「猗窩座・・・っ」
「邪魔するぞ」
絶句する杏寿郎の横を通り過ぎ、猗窩座はずかずかと部屋に侵入してくる。
「な、なんで君がここに・・・っ」
慌てて猗窩座を追いかけ、その肩を掴みながら問い質すと、
猗窩座は億劫そうに振り返ると「素流商会に電話して聞いた」となんでもないように言い捨てた。
「出ていけ・・・っ」
「何?他の男は部屋に入れるなとでも言われているのか?」
ドクドクと忙しなく鼓動を叩く心臓を無意識に服の上から押さえながら叫ぶと、
猗窩座はその端整な容貌に冷ややかな笑みを浮かべながら杏寿郎に揶揄めいた眼差しを据えてきた。
「君に関係ないだろう・・・っ。早く出ていけっ!」
「昨日は俺が何言っても大人しかったのに、今日はえらく反抗的だな。あいつがいないからか?」
「狛治は関係ない・・っ!」
杏寿郎が反射的に狛治の名前を出した時、猗窩座の双眸が俄かに細まり、その手が素早く動き杏寿郎の顎先を思い切り掴んできた。
「・・・っ!」
痣になりそうなほどの強い力に思わず杏寿郎の顔が歪む。
するとそんな杏寿郎の様子に小さく含み笑った猗窩座は、顎先を掴んでいた指先を顔の輪郭に添って滑らし、
杏寿郎の結わえていない肩より少し長い髪の毛をひと房掴んだ。
「髪、伸びたな」
「・・・・・」
「その方が客ウケがいいからか?」
くくっと笑みを噛み殺す猗窩座の手を振り払い、杏寿郎はもう一度「帰れっ!」と低い声で吐き捨てた。
「つれないな」
杏寿郎のあからさまな拒絶に軽く肩を竦めると、猗窩座は隙を衝いて杏寿郎の後頭部に手を回すと、
かぶりつくように杏寿郎の口に口付けてきた。
「んっ!」

0963映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:20:48.11ID:???
無理矢理に歯列を割って口内に押し入ってきた猗窩座の舌が、まるで蛇のように口内中を這い回り、
柔らかい粘膜や舌を嬲ってくる。
息継ぎが出来なくて顔を背けようとするも、獲物に喰らいつく肉食獣のように猗窩座の唇は離れることはなかった。
「ぅっ、んん・・・っ!」
口の端から呑み切れない唾液が垂れていく。
杏寿郎の後頭部と顎を固定する鍛え上げられた猗窩座の腕はどれだけ杏寿郎が外そうと試みても外せず、
猗窩座の口付けはますます深く濃厚なものとなり、
上手く鼻で息が出来ない杏寿郎は酸素不足で眩暈までしてきて抵抗する力も比例するように奪われていった。
長かった口付けが漸く終わり唇が離れた時にはすっかり酸欠状態で、
ぐらりと立ち眩んで、そのまま絨毯の上に座り込んでしまう。
すると、傍のソファに脱ぎっぱなしになっていたバスローブから腰紐を抜いた猗窩座が、
床に手を付き荒く息をつく杏寿郎の両腕を掴み背中に回すと、
抵抗する時間すら与えずあっという間に杏寿郎の両手首を縛り上げた。
「猗窩座・・・っ!」
驚愕と恐怖に引き攣れた声で非難する杏寿郎を無視し、
猗窩座は杏寿郎の肩を押し絨毯の上に転がすと、上半身の自由を奪われた杏寿郎の首筋に顔を埋めて、
そこに歯を立てきつく吸い付いてきた。
「っ!」
ぞわりとした背筋を走る快感に反射的に息を詰める杏寿郎の様子に小さく笑みを漏らすと、
猗窩座は杏寿郎のセーターを乱暴な手付きでたくしあげた。
「・・・随分とお前にご執心のようだな」
上半身に散らばる狛治が残した赤い鬱血痕を、
猗窩座はひとつひとつ指先で辿っていく。
杏寿郎の肌の上を縦横無尽に蠢く猗窩座の指先や唇が、杏寿郎の中に熱を灯し快楽を引き出していく。
痕を残すようにきつく吸われ、胸の先端を弄られ、
強弱をつけて肌を撫ぜられ、杏寿郎の身体を知り尽くした猗窩座の愛撫に身体がびくりと揺れる。

0964映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:23:23.62ID:???
「は・・・っ、あ・・・」
声をあげまいと引き結んだ唇から、杏寿郎の意思を嘲笑うように掠れた喘ぎ声が零れ落ちてしまう。
「感度よくなったか?さすが場数こなしてきたヤツは違うな」
「っ!!」
笑みを含んだ声で侮蔑の台詞を耳元で囁かれ、悔しさに身体が震える。
刺激を与えられ、それに敏感に反応するこの身体が、ひどく汚れたものに思えて仕方なかった。
杏寿郎の屈辱に歪む顔を満足そうに見遣っていた猗窩座は、
胸を弄っていた指先をゆっくりと焦らすように下ろしていく。
「や・・・っ!猗窩座っ、やめろ・・・っっ!!」
下半身に伸ばされた猗窩座の手がガチャガチャとベルトを外し始めその意図に気付いた杏寿郎が、
強張った声で叫びながら身を捩る。
だがそんな抵抗などものともせず、猗窩座はジーンズのボタンを外しファスナーを下ろすと、
その中に手を差し入れて下着の上から杏寿郎の中心に触れてきた。
途端、大仰なほど身体をびくつかせる杏寿郎に冷ややかな眼差しを向けながら、
猗窩座は下着の中に手を入れ直に杏寿郎のものを握り先端に爪を立て刺激を与えてきた。
「は、・・・んっ、あぁ・・・っ」
腰の痺れるような快感が杏寿郎を襲い、反射的に上擦った声を上げてしまう。
その様子を見た猗窩座は愉悦に満ちた笑みを浮かべると、
杏寿郎の熱を煽るようにますます強くそして巧みに愛撫を施してくる。
「んっ、あ、・・・やめ・・っ」

(最低だ――・・・)

快楽のせいで火照り朦朧としてきた頭の中に、
断続的な自分の喘ぎ声が響いてきて吐き気がした。
濁流のように理性を呑みこんでいく猗窩座の愛撫に身体中を侵食され、
狛治に愛された感触が跡形もなく消えていくような気がして、涙が出そうになった。
「や、・・・ぅ、はぁ・・・っ、あぁ・・・っ」

0965やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 12:26:27.02ID:???
■■■水推しの有名荒らしが何ヶ月も頑なに炎推しを装いノーマナー行為や、超長文を落とし自演感想を書いて炎推しをsageる工作荒らしをしています

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スクロールした時に目立つようにデコ

0966映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:30:31.60ID:???
相変わらず猗窩座の手はいやらしく杏寿郎のものを扱き、
その口は更なる快楽に引きずり込もうとするように胸の先端を嬲り続ける。これから先の行為を予測し、
そしてそれが避けられるものではないと絶望と諦念の中で悟った杏寿郎は、それまで拘束から抜けようとがむしゃらに動かしていた腕からふっと力を抜いた。
「・・・お、俺を・・・」
腕だけでなく身体中から力を抜きながら、杏寿郎は掠れた声で呟いた。
「俺を抱くなら金を払え」
すると、杏寿郎のジーンズと下着を剥ぎ取ろうとしていた猗窩座の手がぴたりと止まり、
一瞬だけ奇妙な沈黙に包まれる。
「・・・・・なんだ、それ」
冷え切った声音。
それ以上に冷え切った眼差しが杏寿郎を射殺すように見つめてくる。
「昨日、君が言ったんだろ。・・・金を貰って身体を抱かせる。・・・それが俺の仕事だって」
惨めで仕方ない思いがどうか声に乗らないように祈りながら、
杏寿郎は感情を殺しながら言葉を綴る。
杏寿郎の台詞に、猗窩座は「はっ」と唾棄するように吐き捨てた。
「俺に、金払えっていうのか・・・?客と一緒だって・・・?」
「君はもう恋人でもなんでもない」
嫌悪と憤怒を孕んだ声で問うてくる猗窩座に、杏寿郎はそう言い切った。
すると猗窩座の顔が歪んで、その端麗な面差しにひどく暗い影が落ちた。
「・・・・・俺はもう用済みか?・・・モノも人も、簡単に捨てるよな、お前は」
「俺を捨てたのは君の方だろう!?」
勝手過ぎる猗窩座の言い様を耳にした途端、杏寿郎は反射的に怒声を上げていた。
頭に血が上って、今まで心の奥底に閉じ込めていた感情が爆発する。
噴き出す激情と共に、当時の記憶やその時の感情まで呼び起こされる。
「理由もなにも言わずに出て行って、連絡も一回も寄越さないで、それでも俺が待ってるなんてなぜそう思えるんだっ!?勝手過ぎるだろう!!ふざけるなっ!」

0967映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:41:55.59ID:???
荒ぶる感情のまま叫び倒すと、猗窩座は押し殺した声音で「ならお前は・・・っ!」とその双眸に怒りを灯しながら杏寿郎の肩を強く押さえつけた。
背中に回された腕に体重がかかり、筋が引き攣れるように痛む。
「・・っぅ」
「なぜ俺が出て行ったのか、真剣に考えようとしたことはあるのか?」
「ぅあ・・っ」
猗窩座の手にますます力が籠もり腕が悲鳴をあげるも、
そんな杏寿郎の様子など、猗窩座は目に入っていないように、ただ只管杏寿郎を睨み据えてくる。
「俺がどんなに不安だったかお前知っていたかっ!?お前はいつだって剣道のことばかりで常に仕事が最優先。
その次は友達を優先させた。俺を『愛してた』だ?はっ、冗談だろう。お前の愛は全部一緒ではないかっ!俺とお前の友達の違いはなんだ!?セックスするかしないかの違いだけだったろう!」
「・・・・っ!!」
血反吐を吐くように告げられた台詞に杏寿郎は目を見開いた。
それは初めて聞く猗窩座の胸の内だった。
付き合っている時、我儘も沢山言われたが、いつも猗窩座は剣道や友達付き合いを大切にする杏寿郎の望むように行動してくれて、
杏寿郎はそんな猗窩座に甘えていたのだ。
そのことがどれだけ猗窩座の不安を募らせていたのか、杏寿郎は気付きもしなかった。
「その証拠に、俺がいなくなっても、お前は普通に生活して普通に笑って普通に剣道していたではないかっ!
俺の存在など最初からなかったみたいに!俺のこと探そうともしないで、お前は全部切り捨てたんだ!」
「・・・・・・・・」
猗窩座の言葉が、杏寿郎の古傷をえぐる様に突き刺さる。
そう、杏寿郎は猗窩座を探さなかった。
いつの間にか増えていた猗窩座の私物が綺麗に無くなっているのを見て、『終わったんだ』と麻痺した神経でそう思っただけだった。

0968映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:46:03.28ID:???
今にして思えば、それまで女性としか付き合ったことのなかった杏寿郎は、男同志の関係がいつまでも続くものではないとどこかで諦めていたのかもしれない。
来るべき時が来ただけだと、自分に言い聞かせこんなものだと納得させた。杏寿郎はあまりにも不器用で、そして臆病だった。

『俺のこと愛してるか?』

当時猗窩座は何度も杏寿郎に訊いてきた。
愛してるからキスだってセックスだってするのに、猗窩座は事あるごとに杏寿郎にそう確認してきた。
―――幸せな関係を築きながらも終わりを見据えていた杏寿郎が、猗窩座を不安にさせその言葉を繰り返させたのだ。

「人伝にお前が怪我して剣道やめたって聞いた時、俺はどこかでほっとしたんだ。
『これで杏寿郎は俺に集中してくれる』ってな。・・・・・・なのに・・・・」
そこまで言って、猗窩座は込み上げる怒りを無理矢理押し殺そうとするように切れそうなほど唇を噛み締めた。
「町に戻ってきた時、お前があの通りで客を引いているのを見た時の俺の絶望がわかるか・・・・・・?」
「猗窩座・・・・・・」
「いっそのこと殺してやろうかと思った。お前を買う客も、お前も・・・・」
独白のように紡がれる声は、底に沈んでいくように暗く陰鬱だった。
杏寿郎の肩を押さえていた猗窩座の手が、ゆっくりと首に移動する。
冷たい指先が、ゆるりと杏寿郎の喉仏を押さえつける。
「あんなに綺麗だったお前が、これ以上汚れる前に、俺の手で――・・・」
「あ、か・・・」
まるで金縛りにあったかのように、杏寿郎は身動ぎすら出来なかった。
杏寿郎を見つめる猗窩座の双眸には、果ての無い悲哀と収めきれない怒りと、捨て切れない情愛がゆらゆらと揺れていた。
「ごめんな、ごめん・・・・・・」
もはや今となっては何の意味も持たない謝罪の言葉が無意識に口を衝いて出る。
胸の奥に充満する罪悪感が杏寿郎の声を震わせた。
不安にさせてごめん。甘えてばかりでごめん。諦めてごめん。

―――君の元に、戻れなくてごめん。

猗窩座が、未だに杏寿郎のことを想っていることを、杏寿郎は気づいてしまったから。

0969映画パロ ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 12:57:00.96ID:???
「・・・・・・ここでお前を抱いたら、素山狛治はお前を手放すと思うか・・・?」
杏寿郎の謝罪の意味を悟っただろう猗窩座が、喉元から手を離し、再び杏寿郎の肌へと掌を這わせ始める。
「猗窩座・・・ッ」
途中まで下ろされていたジーンズと下着に手をかける猗窩座の行動を制そうと身体を捩ろうとするも、それは抵抗と呼べるものではなくて。
「やめろ・・・っ!!」
片方の足がジーンズから抜かれ、ぐいと胸につきそうなほどに折り曲げられる。
絶望に目が眩む。
恐怖にも似た感情に身体を支配され、震えが止まらなくなる。
嫌だと、拒絶の言葉ばかりが脳内で繰り返される。
男娼のくせに、狛治以外には抱かれたくないと思ってしまう自分が、ひどく哀れに思えた。
「あかざ、嫌だ・・っ!やめ・・・っ」
「黙れ・・・っ」
「いやだ・・・っ!!!」
忌々しげに舌打ちする猗窩座が後ろに触れ、杏寿郎がぎゅっと目を閉じたその時。



「その人から離れろ・・・っ!!」



ゴツッ、と鈍い音がして、杏寿郎の上から重みが消えた。


12end

0970やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 12:58:20.17ID:???
ここで続くなの?!😭

0971やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 12:59:32.30ID:???
■■■水推しの有名荒らしが何ヶ月も頑なに炎推しを装いノーマナー行為や、超長文を落とし自演感想、賛同を書いて炎推しをsageる工作荒らしをしています

長文荒らしのレスを一括で消すためにNG nameで名前ごとNGすることをオススメします




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0972やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:01:51.30ID:???
義勇腐お婆さんさっき原作スレで煉獄腐の二次垢を晒してキモいと叩いてたよ
>>374でも言われてたけどやっぱりここで小説パクリ長文投下するのは煉獄腐を叩きたいからなんだろうね

>>939>>940
この荒らし義勇腐は昔から他スレでも誤字の多さをネタにされてたけど相変わらずで草

0973やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:05:12.51ID:???
当該スレ住民からしたら>>972が荒らしじゃん
>>972がキモいって言われてんだよ
腐小説なんか渋にとっくに山のようにあるのに

0974やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:27:19.37ID:???
>>973
荒らしバラされて顔真っ赤なの?
水腐の荒らしなんてみんな知ってるから今さらてしょ

0975やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:29:36.75ID:???
あっちでもこっちでも気に入らない奴を
全部水腐だと思いこんでる君らがそもそも
かなりキモがられてると思うよ
マジで知能指数30くらいだよね

0976やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:32:53.43ID:???
様々な鬼滅関連のスレの先人達がテンプレを作ってくれたおかげで手口が知れ今があり良かった

0977やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:36:13.65ID:???
>>975
私もそう思ってた
スレに動きがあるとすっ飛んできて、水腐水腐と粘着してて異常

0978やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:40:22.91ID:???
今まで荒らし指摘されても無視して延々と長文荒らしやってたのに今日の本スレでの荒らしに言及されたら急に発狂し始めたね
向こうで炎オタの二次を叩こうとして失敗したのがよっぽど悔しかったのかな?

0979やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:42:23.61ID:???
この水腐おばさんって痛いところ指摘されるとすぐに噛み付くよな
単細胞で草生える

0980やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:47:32.16ID:???
前にこのスレで二次晒そうとして>>543で批判されてたけど遂に本スレで煉獄受けの二次晒したのかよ
水ババアきっも

0981やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 13:54:48.20ID:???
晒しで思い出したけど荒らし義勇お婆さんが尻尾を出した流れ読み返すたびに笑う


543 名前:やまなしおちなしいみななし [sage] :2021/07/27(火) 23:51:02.81 ID:???
自演で質問するフリしながら嫌がらせで二次ヲチ晒しする気か
この義勇腐マジで悪質すぎる

546 名前:やまなしおちなしいみななし [sage] :2021/07/28(水) 00:37:01.08 ID:???
>>543
そうなったら前にバレてたこいつのツイ垢を晒してやればいいんじゃねw

547 名前:やまなしおちなしいみななし [sage] :2021/07/28(水) 00:40:27.40 ID:???
人違いで晒し案件で訴えられて前科者になる君ら可愛そうwww

549 名前:やまなしおちなしいみななし [sage] :2021/07/28(水) 00:46:58.79 ID:???
これまで二次ヲチの話が出ても知らん顔してたくせに荒らし義勇腐のツイ垢の話が出た途端に慌てて>>547で晒すと前科になるぞ!と必死で脅してるあたり
やっぱり義勇腐の荒らし本人なのがモロバレでめちゃくちゃ面白いなw

0982やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 14:22:34.86ID:???
■■■水推しの有名荒らしが何ヶ月も頑なに炎推しを装いノーマナー行為や、超長文を落とし自演感想、賛同を書いて炎推しをsageる工作荒らしをしています

長文荒らしのレスを一括で消すためにNG nameで名前ごとNGすることをオススメします





■■■■■■■■■■■■■■■■

0983やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 14:58:43.23ID:???
ぱっと見わかり易いのは>>750

0984やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 15:40:05.62ID:???
>>750といい水腐おばさんってアホだからすぐに馬脚を現すのが笑えるよな

0985やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:16:11.43ID:???
次スレ誰も立ててないよね?
980過ぎてるからいってくる

0986やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:19:51.52ID:???

0987やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:23:43.19ID:???
続き気になるから取り急ぎ立てた

もともと過疎スレだし、あまり水水言わないでまったりいこうよ

0988やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:26:22.92ID:???
現状荒らしが暴れるスレと化してるから>>926>>931の言う通りにした方が良いと思ってる
そう思わない人にまで押し付けないけど

0989やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:27:42.39ID:???
過疎スレを長文で埋めるためにやってたんだろ
長文書くために次スレ立てるとかアホかよ

0990雑談婆 ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 16:37:06.15ID:???
確かに…悪意はないのでしょうが本末転倒というか…

0991やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:41:33.54ID:???
他にもpink過疎スレあるからせめてそっち使えば良かったのに
次スレ立てるとか呆れる

0992やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:45:01.72ID:???
985です
そうでしたか
勘違いしてすみません…

ここって書き込まなくてもdat落ちしないんでしたっけ?
スレ削除できないか調べてきます

0993やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:51:48.14ID:???
ここ落ちないよ
削除できなければ立てた人が責任持って落としなよ

0994やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:54:18.46ID:???
わざとらしい

0995雑談婆 ◆0cJVL6cRBQ 2021/09/02(木) 16:55:30.94ID:???
これを機に去ります
ありがとうございました

狛治と杏寿郎は苦難を乗り越え幸せになりました

おしまい

0996やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:57:04.04ID:???
>>995
乙でした
過疎スレも埋まったし良かった良かった

0997やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:58:11.48ID:???
■■■水推しの有名荒らしが何ヶ月も頑なに炎推しを装いノーマナー行為や、超長文を落とし自演感想、賛同を書いて炎推しをsageる工作荒らしをしています

長文荒らしのレスを一括で消すためにNG nameで名前ごとNGすることをオススメします


■■■■■■■■■■■■■■■■■

0998やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:59:31.91ID:???
過疎スレを私が有効活用してやったなんて言うノーマナーはいません

0999やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:59:42.45ID:???

1000やまなしおちなしいみななし2021/09/02(木) 16:59:48.48ID:???

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