街の至る所に設置された監視カメラによって、かなりの割合で個人を特定できるようになった昨今だが、この“監視社会化”はこの先もまだまだ進んでいくことが確実視されている。その過程で影響力を増していく企業こそ、モトローラである。
かつての電子・通信機器メーカーであるモトローラは、2011年にモトローラ・モビリティとモトローラ・ソリューションズに分割されて今日に至る。このモトローラ・ソリューションズ(以下、モトローラ)はもっぱら米政府の官公庁を顧客にしているため、今後政府が進める監視社会化の中でさまざまな製品とサービスを提供していくことになる。
すでに警察無線機や監視カメラのなどの製品を政府部門に納入しているモトローラだが、今後さらに有効な新製品とサービスを提供することが予定されている。たとえば次のようなものだ。
●警官ボディカメラ
モトローラは2017年に米ボストンのITベンチャー「Neurala」とパートナー契約を結び、警察官が身体に装備するボディカメラシステムの開発に取り組んでいる。このカメラは巨大なデータベースにつながっており、映した人物や物体をリアルタイムで照合することができると言われている。つまり、警察官の視界に入った人物が警察のデータベースに登録されている人物であった場合、すぐに身元が判明するのである。
またモトローラは今年、テキサスのボディカメラメーカーである「WatchGuard」を吸収合併し、新型ハードの開発にも着手している。
●人物の特徴を自動で判別する監視カメラ
2018年にモトローラはカナダの監視カメラメーカー「Avigilon」を買収し、監視カメラシステムの開発に本腰を入れている。このシステムでは、一度映した人物の服装から髪の色、性別、年齢をAI(人工知能)が瞬時に特定し、一定の間自動で追跡することが可能だ。例えばショッピングモールなどで、特定の人物がいつどの店に入ったのか、何を買ったのか、その行動の軌跡がすぐさま把握できるのである。
●自動車ナンバー自動読み取りカメラ
今年1月、モトローラは自動車のナンパ―プレートの自動読み取りシステムの技術を有する「Vigilant Solutions」を抱える「VaaS International Holdings」を買収した。これによってこの技術もまたモトローラが保有することになったのだ。
VaaSはまたデジタル認識ネットワーク(Digital Recognition Network)も所有しており、ナンバープレート読み取りデータを自動車差し押さえ代行会社を含む民間企業と共有している。
モトローラが今後それぞれの技術をブラッシュアップしていくことになるのだが、これらの個々の技術がモトローラのもとに集まることで、お互いのデータがリンクされ人々についてのさらに詳細なデータが作成され、利用されることになる。まさに「1984」の“ビッグブラザー”を彷彿させる超管理社会が現実のものになるかもしれないのだ。
「あなたに関する情報が散らばっていれば、あなたのプライバシーはある程度保護されます。しかしこれらすべてが1つの屋根の下で統合されると、プライバシーの問題が深刻化します。モトローラのような会社がこれらすべてのデータを組み合わせることによってどのような相乗効果が得られるかは正確にはわかりませんが、一般的には恐ろしい見通しが成り立ちます」と語るのは、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)の政策アナリストであるジェイ・スタンレー氏だ。
続く
以下ソース
https://tocana.jp/2019/10/post_118676_entry.html
★関連板★
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かつての電子・通信機器メーカーであるモトローラは、2011年にモトローラ・モビリティとモトローラ・ソリューションズに分割されて今日に至る。このモトローラ・ソリューションズ(以下、モトローラ)はもっぱら米政府の官公庁を顧客にしているため、今後政府が進める監視社会化の中でさまざまな製品とサービスを提供していくことになる。
すでに警察無線機や監視カメラのなどの製品を政府部門に納入しているモトローラだが、今後さらに有効な新製品とサービスを提供することが予定されている。たとえば次のようなものだ。
●警官ボディカメラ
モトローラは2017年に米ボストンのITベンチャー「Neurala」とパートナー契約を結び、警察官が身体に装備するボディカメラシステムの開発に取り組んでいる。このカメラは巨大なデータベースにつながっており、映した人物や物体をリアルタイムで照合することができると言われている。つまり、警察官の視界に入った人物が警察のデータベースに登録されている人物であった場合、すぐに身元が判明するのである。
またモトローラは今年、テキサスのボディカメラメーカーである「WatchGuard」を吸収合併し、新型ハードの開発にも着手している。
●人物の特徴を自動で判別する監視カメラ
2018年にモトローラはカナダの監視カメラメーカー「Avigilon」を買収し、監視カメラシステムの開発に本腰を入れている。このシステムでは、一度映した人物の服装から髪の色、性別、年齢をAI(人工知能)が瞬時に特定し、一定の間自動で追跡することが可能だ。例えばショッピングモールなどで、特定の人物がいつどの店に入ったのか、何を買ったのか、その行動の軌跡がすぐさま把握できるのである。
●自動車ナンバー自動読み取りカメラ
今年1月、モトローラは自動車のナンパ―プレートの自動読み取りシステムの技術を有する「Vigilant Solutions」を抱える「VaaS International Holdings」を買収した。これによってこの技術もまたモトローラが保有することになったのだ。
VaaSはまたデジタル認識ネットワーク(Digital Recognition Network)も所有しており、ナンバープレート読み取りデータを自動車差し押さえ代行会社を含む民間企業と共有している。
モトローラが今後それぞれの技術をブラッシュアップしていくことになるのだが、これらの個々の技術がモトローラのもとに集まることで、お互いのデータがリンクされ人々についてのさらに詳細なデータが作成され、利用されることになる。まさに「1984」の“ビッグブラザー”を彷彿させる超管理社会が現実のものになるかもしれないのだ。
「あなたに関する情報が散らばっていれば、あなたのプライバシーはある程度保護されます。しかしこれらすべてが1つの屋根の下で統合されると、プライバシーの問題が深刻化します。モトローラのような会社がこれらすべてのデータを組み合わせることによってどのような相乗効果が得られるかは正確にはわかりませんが、一般的には恐ろしい見通しが成り立ちます」と語るのは、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)の政策アナリストであるジェイ・スタンレー氏だ。
続く
以下ソース
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