一方、死んでいくときはその逆が真実となります。わたしたちが死ぬとき、大半の細胞は生きています。臓器も生きています。だから臓器移植ができるのです。でも致命的なシステム障害が起きると、特定の細胞集団が動くのを止め、やがて生命体全部が機能するのを止めるのです。
人間にとってはそれが脳です。かつては心臓だと考えられていました。実際、心臓が動くのを止めると脳やほかの臓器も動くのを止めます。ですから、老化は最後に致命的なシステム障害が起きるまでの小さな不具合の蓄積なのです。
https://wired.jp/article/why-we-die-venki-ramakrishnan/