ハロー・レディ! Part7 [無断転載禁止]©bbspink.com
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輝ける少女たちへ――
2014年3月28日発売
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企画:日野亘
シナリオ:日野亘、衆堂ジョオ
キャラクターデザイン・原画:さえき北都
オープニング主題歌:『Soul Release』
歌/作曲:真里歌
作曲/編集; Meis Clauson
Sound produced by Angel Note
前スレ
ハロー・レディ! Part5
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ハロー・レディ! Part6
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次スレは >>970 を踏んだ方が立ててください
無理な場合は速やかにそれ以降のレスを指定し依頼しましょう 珠緒「あーん、やだーーっ!おとーさーん!!!@@」 時乃「では、このスレの講義は、一旦ここまで。次回はテキスト200ページからです。予習を忘れないように」 エル「朔、また、ぼうっとしていました。この数日、普段の朔とは数値的な差異があります。『課題』の事故の後遺症で、体調に問題が出ていますか?」 朔「大丈夫、平気よ。ほら、火傷とかもほとんどなかったし……その、成田のおかげで。もう全部治ったわ。痕も残らないって、時乃先生も言っていたでしょう?」 朔「心配ないわよ。そうだ、そろそろ夜食作ってくれない?」 エル「自分、思いますけど、ベッドに胡坐でカップ麺啜るのは、<クラウンの筆頭>としてどうかと」 朔「いいの。この学園にいると、普段、こういうのが食べられないから、時々無性に食べたくなることがあるの」 エル「美容によろしくないです。ついでに言うと、朔は便秘がちなので」 朔「うるさいなあ。いいでしょ。たまに食べるぐらいで、ウエスト増えたりしないわよ……ずるずる」 朔「…………ねえ、エル。成田にお礼、言わないといけないわよね」 成田とは、あの「事故」以来、まともに話をしていない。 直前に、ケンカ別れのようになってしまったので、何となく声を掛けづらかった。 あの「事故」から、救ってくれた。
成田真理に命を救われるのは、これで二度目だ。 一度でも恩人と呼んでしかるべきだろう。
二度となると、どう呼ぶべきか。 朔「………………………………ヘンタイ、かな。やっぱり」 今回は、自分のことだけではない。
大切な友人も死なずに済んだのだ。 もしも、成田がいなければ、どうなっていたことか。
正直考えたくもない。 何の礼も言わないのは、ノーブルがどうとか以前に、人として問題あると思う。
如何に相手が、ヘンタイでヘンタイでヘンタイでも、だ。
大変なヘンタイでも、だ。 というか、朔は、<スクール>では最古参のメンバーで、おまけに<クラウン>の筆頭だ。
他の学生たちから尊敬や畏れは向けられるが、あんなに堂々とズケズケとモノを言ってくる相手は、これまで一人だっていなかった。
初対面で揉んできたヤツは更にいない。……普通にいるとは思えないが。 あのヘンタイの顔を想い出すと、胸の辺りに、何か引っ掛かっているような気分が抜けてくれなかった。 追い出すつもりだったのに、事故のおかげで、結局、有耶無耶になっている。 そして、何よりも。
朔(成田の侮辱を、私は許せる……?) 成田「───ノーブルこそが人を導く、か。なんとも滑稽だ」 成田「自分の意志を是としない新世界が、この社会の限界の突破したものにできるとは、私には思えないのだよ」 いや、朔自身、そうと解っていて、目を逸らしていた。 ずっと胸に抱えていた不安を射抜かれたから、余計に腹立たしかった。 自分は、音無朔は。
<スクール>の筆頭として
─────どうすれば、いいのか。 そして、エルの返事は、朔の予想の通り、端的だった。 朔の夜食を届けた後、エルがリビングに下ると、空子がいた。 そろそろ消灯時間。
普段なら部屋にいる筈なのに、一人だけのリビングのソファで肘杖を突いた空子は、どこか上の空だった。 エル「そういえば、ここ何日か、ぼーっとしてることが多かったと記憶していますが。あの事故のショックとか───」 返事はない。
取りあえず、考え事でもしているのだろうと割り切った。
キッチンの冷蔵庫から、自分用のマイ・フェイバリット・金時豆とアイスを摘んで食べる。
寝る前の習慣だ。 寮のキッチンには、学園経由で必要なものが配送される。
注文すれば、まず大抵のものは揃う。 この「大正金時の甘煮」は、わざわざお取り寄せしている。 口を付けるのは行儀が悪いからやめなさいと、よく目敏い美鳥に見つかって叱られるが、このはしたないところが良いのだ。 とはいえ、油断して、万一珠緒のように成長が止まってしまったら大変である。日々の努力が欠かせない。 エルは、そう信じている。だが、育ってしまってはエルのちっぱいを見守っていたい貧乳派の方々が困るのだ。
世の中需要がある以上変わらないでいただきたい。 エル「空子、マジ大丈夫ですか?この前の事故の影響でどこか悪くしているのでは」 エル「ぶううううううううううううううううッッッッ」 エル「うごおぅぉうぅ!?全部鼻から噴いてしまいました、最悪!最悪です!」 そこにいるのが見知らぬ怪物であるかのように、恐る恐る訊ねてみれば 本当に、一度も見たことのない、花のような笑顔で言われてしまった。 エル「朔!朔、大変です、一大事です、超最悪です!!」 朔「どうしたの、もうすぐ消灯時間なのに騒がしいわよ?」 成田「水着、ジャパニーズ・スクール水着!それも、いわゆるオールドタイプではないかね!?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています