実は広島 バウムクーヘン伝来100年の秘密

 今年は「バウムクーヘン」が日本に伝来して100周年。
瀬戸内海に浮かぶ「似島(にのしま)」(広島市南区)は、
ドイツ人菓子職人、カール・ユーハイム(1886〜1945年)が
日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた地とされている。
限界集落化している似島でも、バウムクーヘン作り体験を始めるなど「発祥の地」としてのPRに乗り出した。

 バウムクーヘンは、大正8(1919)年3月、似島の捕虜収容所に抑留されていたユーハイムが、
他の捕虜に振る舞うために焼いたのが最初といわれている。
 その後、ユーハイムは横浜市や神戸市で喫茶店を開業し、
バウムクーヘンやマロングラッセなどの人気メニューでにぎわった。
ユーハイムの死後、喫茶店のスタッフらが洋菓子メーカー「ユーハイム」(神戸市中央区)を設立した。

https://www.sankei.com/premium/news/190624/prm1906240010-n1.html