需要、それすなわち誰から必要とされているかと言うことなのですが、
例えばそう、結婚式の写真なんかが良い例になりますね。
白無垢に身を包んだお嫁さんと、タキシードでびしっと決めた新郎の記念写真は、誰に需要があるかと言えば新郎新婦、
そしてその親族の中でも新郎新婦の両親でしょう。二人の記念、親としての節目、やっぱりきれいに終えたいですよね。
ですので、この場合はびしっと生真面目で淡泊な仕上がりの写真が好まれる訳です。
さて、その一方で新郎新婦の友人や兄弟はどうかと言えば、大切な人の晴れ舞台を一緒に楽しんだ、と言う
思い出が、式の思い出として強く残るでしょう。その場合は、生真面目で淡泊な写真とは正反対な、
笑いあり涙ありの賑やかな式の思い出が詰まっていて、後でこんなことがあったなと思い返して
楽しむ写真が好まれる訳です。ピンボケだったり、手振れしていたとしても、思い出のスパイスです。
「良い写真」とはそんな、誰かの需要を満たせる写真でありましょう。
プロのカメラマンは、そんないい写真を必ず撮れる、撮れると保証するからお金が取れるわけですね。
んで、アマチュアの写真なんて所詮は撮影者のオナニーにしか過ぎないんです。
どう撮ろうが何だろうが好きにやるべき。
写真の構図に拘るな。きれいな写りばかり追求するな。黄金比の写真なんてつまらないんだよ実は。
噛めば噛むほど味がする写真なんてめったに撮れない。大味だって結構さ。
要は自分が満足すれば良いんだ。オレたちゃ素人なんだから! ←ここだけ読めばOK。読みにくい長文ごめん。