あれから20年近くの時を経て、そんなウエストの持ち主が目の前に居た。

これは間違いなく遺伝である。
そう思ってよくよく見れば、その顔立ちも若かりし頃の姉の面影が見え隠れする。
いや、凛々が幼かった頃から、姉に似ているなぁと俺は思っていたはずだった。

反抗期だったあの頃、姉を遠ざけて避けるようにしてはいたが、
その分、俺は姉を客観的に見ていたような気がする。
誰が見ても美人と呼ぶであろうその容姿が、当時の俺には逆に癪に障ったものだった。
そんな俺でも、凛々が姪っ子として誕生した時には、姉に似て美人になるだろうなって、素直に喜んだ。

女子高生になった凛々は、俺の予想を大きく上回って成長を遂げていたわけだけど。