そんな時、B(♂ 175cm 巨漢 Sと同じ中学で、番長と呼ばれている)のいるグループが通りかかった。
番長と言われるだけありBは強かった、ブサ子からSを引き離し、Sに制裁を加える。
攻撃が全く効かずうろたえるSだったが、相手がBと知るや、薄気味笑いを浮かべて、『むかつくねぇ』と。

俺たちは、Bのいるグループと行動をともにして昼食場所へたどり着いた。
もうこの時点で、俺のグループはめちゃくちゃ、女子同士にも亀裂が入って会話一切無し。
この時俺は、Bのグループと一緒なので遅れているとは考えていなかったが、可奈(Bのグルー

プ)が『美保って午後遠回りコースだよね?ゆっくりしてて大丈夫』と言ったのを聞いて、S、ブサ子以外の3人相談した。
俺たちのBコースは、午前中に遠回りしていないコースで午後、さらに一山越すコースだった。
Bのいるグループは、Dコースで、地図上でもほぼ直線でバス停に向かっているルートだった。