「ふーん。具体的にどういう所?私って自分の事が客観的に見れなくて…」
先輩がそういうと、俺は「面倒見がいい事。優しい所。おしとやかな所。清楚な所」
と思いつく限りに言葉を並べた。

「そっか、俺君にとって私って結構重要な存在なんだね。」とにっこりほほ笑む。
俺も先輩が安心したのを見て「そう思います。」と言った。

「でもね。私はそんなんじゃないんだよ」というと、俺の背後に周り抱きついてきた。
柔らかい胸の感触といい臭いがした。

そして続けさまに「ねぇ、これからする事、絶対に誰にも言わないって約束できる?」
と俺に聞いてきた。何の事か分からなかったけど、先輩の言う事なので
何も疑いもせずに返事をした。