>>466
家に帰ってもアイリはイライラが収まらなかった。
気持ちを落ち着かせようと思ってシャワーを浴びたが、裸の肌にいくらお湯が当たっても、ちっとも心地よいとは思えなかった。

アイリはハルナのこともあまり好きではなかった。ユカとハルナは同じ放送部に在籍していて、部長がハルナ、副部長がユカだったからである。
つまり、ユカとハルナは盟友なのだ。自分の陰に隠れて何を相談しているか分かったものではない…アイリはそんな被害妄想に駆られていた。