【エビ中】私立恵比寿中学 変態SSスレ Part.2 [無断転載禁止]©bbspink.com
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小さな白い身体が薄明かりの中で跳ねるように動いていた
真山りかは騎乗位でリズミカルに腰を振り嬌声を耐えるように飲み込み
自分の動きが自らに与える快感を噛み締めくぐもった声であえぐ
数瞬後、指が喰いこむ程強くつないでいた手からフッと力が抜け
2度目の絶頂を迎え男の胸に倒れこんだ
少し休んで呼吸を整え
無言だが息の合った動きで正常位に移り
またしばらく声を噛み締め十分味わった頃
真山は「ねぇ…もう…」と静かに懇願する
男は-逆光で表情が見えない-
真山は(つまらなそうな顔をしてるんだろうな…)という思考を追い出し行為に集中した
男は「うん」と静かに応えて動きを強くする
今度は存分に声を出し両脚で男の腰にしがみついて
最後の瞬間を楽しんだ
真(相性はいい…本当に…) 腕枕は固くて首がこるので嫌いなのだが
無言で差し出された腕を無下にすることも出来ないで
少しの居心地の悪さを我慢しながら真山は男にしなだれる
男は煙草を吸わないので
事後の倦怠感を味わいながら空中を見ている。
「ねえ…お医者さんてすごいよね、他人の命や人生を背負ってるわけじゃない?」真山は尋ねる
「他人の人生は他人のだよ、僕のじゃない」澄は感情をこめないでそう答える 男-黒川 澄(とおる)は29歳の研修医
2年前の真夜中に高熱を出した真山を当直で診た事がきっかけで知り合った
神経質そうな顔のわりに
感じのいい笑顔と優しく静かな口調に惹かれ
特に告白というようなイベントもなく、なんとなく付き合うことになった。
付き合い始めて半年程過ぎた頃から、澄の顔から感じのいい笑顔が消え
「私…なにかした?」
「釣った魚にはエサをやらないタイプ?」と笑ってたずねた真山は意外な言葉を聞く
「なにもしてない。これが本来の僕だ」
「笑顔や物腰は患者さんを安心させ落ち着かせるための技術でしかない」
「副作用もないし費用もかからない。簡単な事だ」
「りー(その頃にはそう呼ぶようになっていた)はもう信頼したから本当の僕を見せようと思った」
「嫌なら戻すけど?」と聞かれた真山は本当の姿を独占している自分が少し嬉しかったので断った 話を現在に戻す
「それに…」
澄は続ける「そんな事までは背負えないよ、もたないからね…」
「そう…だよね…」
(そうじゃない…)
「じゃあ私は?」真山は出来る限り軽くたずねる
「ん?りーは他人なの?」澄は試すような目で薄く笑って真山を見ている
(答えてない…)
「違う…?よね?」
澄は無言で真山を抱き寄せキスをし
指を真山の身体に這わせる
「んん…もうダメ…明日早いし疲れて…ん…」
「ああ、そう。」
澄は構わず続ける
(なんではぐらかすの?いつも) その時、最大音量の着信音が部屋に流れた
澄は真山の顔を見たまま強(こわ)い目になり、携帯に耳をあて静かに注意深く話しを聞き
「はい、すぐに行きます」と電話のむこうに答え
「急変、行ってくる」
と迷い無く身体を離し服を調え始める
真山は「いつ戻って…?…わからないか…」と力なく呟きながらバスローブを引き寄せ起き上がろうとしていた
「わからないな。明日は早いんでしょ?気をつけて」
手早く服を着て玄関に向かう澄の後を静かに見送りながら言った真山の
「戻ったら話があるんだけど…エビ中の…」
という言葉は澄の背中に吸い込まれる
澄は振り向かずに「わかった今度聞く。シフトは知ってるよね」
と靴を履き素早くドアを閉める
「いってらしゃい…」
閉まったドアにむかって言って真山は少し微笑んだ
(私の匂いを連れて行って…) 明け方
真山はゆるゆるとバスローブに小さな身体を包み
濡れないように髪をまとめて
面倒くさそうにバスルームに歩き
汗と匂いを強めのシャワーで流した。
歯を磨き丹念にうがいをし男の味を洗い流したあと
髪をとかしながら鏡の中の自分-真山りかを見る
(私が惹かれたアナタは嘘の顔で)
(私だけに見せてくれるアナタは私の頭にグシャグシャを作る)
「ああ…もう!…」
(イライラする情けない顔…)
水で顔をバシャバシャ洗い
両手で顔をパン!と叩き頭の中のグシャグシャした線を弾き出す
軽い化粧をしリップを塗った唇の艶を確かめてから
鏡の中の真山りかに向かって「Show Time」と囁き、迷いの無いアイドルの顔になった 連絡通りマンションの駐車場には8人乗りのミニバンが待っていた
運転席に座る女性-うっちー-に
「おはようございます」と挨拶をし、真山は後部座席の定位置に乗り込む
(1人だと広すぎるな…)
事務所でソロコンの打ち合わせを済ませ
真山は会議室を出て行こうとしている藤井を「少しお話があるんですが…」とひきとめた。
藤井は2つのグループを抱え多忙だ「細かいスケジュールだったら隅内に…」
と振り向いて真山を見て「違うのか?」と何かを感じたような顔をし
人払いをして会議室の椅子に向かい合わせで座る 藤「辞めるって…おまえ…来年10周年だぞ?」
真「だから、です。契約とかあるでしょうから、どこで発表するかはお任せしますけど
私の転校の話題でTVにも出れるし…それで集客が増やせるはずです。
大箱を埋める実績を作れたら、年末の…みんなをあのステージに立たせて私の仕事は…」
藤井は頭を手でごしごし擦りながら割り込む
藤「待て、それは…」
真「簡単じゃない事はわかってます、けど少なくとも今のままで行くよりは弾みがつくはずです」
真「もうあの子達だって立派に歩けますよ」
藤「そうじゃなくて…お前がいなくなると…俺がキツい」
意味をはかりかねている真山に藤井は続ける
藤「真山りかのいないエビ中の風景が俺には見えないんだよ…」
真山は感情を隠した目で藤井を見ている 藤「メンバーには話したのか?星名とか…」
真「いえ…まだ誰にも…」
藤「そうか…う〜〜〜ん…とにかくこの件はしばらく俺に預からせてくれ
すぐには答え出ないわ…」
真「わかりました…」
(グシャグシャが増えてる…誰かと話したい…) (3時間後:カフェ)
「だからって私なの?」廣田あいかは呆れたように笑った
真「メンバーじゃなくて私の事を解ってて…他にいないじゃない?ヒマでしょ?」
廣(ヒマじゃないしギリギリアウトのような気もするけどなあ…w)
廣「OKわかった。ここまではわかった。『自分の物分りのよさに疲れてる女』&『辞めたがってるアイドル』。わかった、で?」
真「で?ってそれだけだよ」
廣「真山が出てきてないじゃん?真山りかはどこにいるの?」
真「いや、だから、今話したのが私の考えだから、真山りかの考えだよ」
廣田あいかは少しイラついた顔をしながらストローの包み紙を几帳面に結んでいる。
廣「ふうん…」 廣田のイラつきが伝染したように真山は早口に
真「自分の物分りのよさに疲れてる真山がいて、辞めたがってる真山がいるの
どっちも簡単じゃないんだよ。私はアイドルだから、どうしても複雑になっちゃうの」
廣田は睨むように真山を見て
「ワタシハアイドルダカラ」と呟く
真「なに?」
廣「アンタじゃ話にならない。真山りかをここに出して」怒っている
真「わからないよ…私は私だよ?意味わかんない…」
困惑したような顔ですがるよう見る真山を振り切り
廣田あいかは立ち上がって見下ろし
「あんたバカじゃないの?」と言葉を残して足早にレジに向かっていった。
(また増えてる…助けて…苦しい…) (5日後)
2人ともオフなので、夜のうちに性行為を済ませ
遅い朝食を摂る真山と黒川澄
アスパラとチーズの入ったスクランブルエッグ
オレンジジュース
トースト
サラダ
澄はスクランブルエッグから丁寧にアスパラをよけている
偏食なのだ
(以前真山が「身体にいいから食べてよ」と言ったら
「医者の僕に健康について意見するの?」と相手にされなかった)
何も塗らないトーストをかじっている澄は
「こないだ話があるって言ってたよね」と促す 「私たちのセックスってさ、お互いのグシャグシャを交換してるだけみたいだよね」
真山はつとめて明るい調子で話す
澄「なに言ってるの?」
真「わからなければいいよ…
(グシャグシャが胸に詰まる…溺れてるみたい…追い出さなきゃ…たすけて…)
「あんたバカじゃないの?」「真山りかをここに出して」
廣田の声が頭に響く
(たすけて) 真山は瞬間で何かに気付いたように顔を上げて
「ねえ!海に行こう!」と顔を輝かせる
「いきなりなにを…」といぶかる澄に真山は
「うるさい!!!!!!行くの!!!!!!」と声を荒げた
真山の目から涙が溢れる
澄は困ったような顔をして
「わかった、行くよ」と抵抗を諦めた 澄の車(医師らしくないファミリーカー)に2人は乗り込む
澄は(海ったって…)と考えながらカーナビをいじり
海が付いていたからという理由で「うみほたる」を目的地に設定した うみほたるは晴れていたが風が強い
真山は手すりにつかまって海に向かって
「わーーーーーーー!!!!!!!!!!!」と叫んだ
澄は「他人もいるんだから、もうちょっと…」と抑えようとするが
真山は意に介さず「風強いから聞こえないよどーせ!」と根拠なく笑い
「私わかったの!」
「今まで追い出してたこのグシャグシャも真山りかなんだよ!」
「私は私を捨ててたの!捨てちゃいけなかったんだよ!これ!」
「だからもう捨てない!抱える!辞めるの止める!!」
澄「それが君の結論?わざわざこんなとこまで来て言いたかった事が…」 真「なに言ってるの?違うよ!これがスタートなんだよ!答えなんか出ない!ずっとね!」
「あなたまだお医者さんの修行中でしょ!?私だってアイドルの修行中なの!途中なんだよ!!」
「だから………だから…一緒に!一緒に歩こう!一緒に悲しんで迷って一緒に笑おう!ね?」
息を大きくすって真山は続けた
「大好きなんだよ!私!あなたの事!大好き!!あなたは!?」
あっさりと言ってのけた真山、その言葉に拍子抜けしたような顔をして澄は
「好き…だな。もちろん」と自分の確認した考えに意外そうな顔をして答える。
真「じゃあ笑って!!私だけのために!営業用じゃないあなたの笑顔で!!!ねえ…」
真山の大きな瞳から大粒の涙がこぼれる
澄は少し考えて真山だけに見えるように笑顔を見せた
「下手くそな笑顔、おかしい…」と泣きながら笑う真山に
「君だって…下手くそな笑顔だよアイドルのくせに」と何か嬉しそうに答える澄
2人は初めて大声で笑いあった (ピロン)
廣田あいかはLineの着信に気付いた
(真山から?画像…)
(なに?)と開いた廣田は「ウケる…」と笑う
真山と澄が海をバックに下手糞な笑顔にベタベタなピースサインをしている自撮り画像
2人の目が赤い
次に送られてきたコメントに
「思春期 is Back!!」とあった
廣田はニヤニヤしながら「バカップルww」と返信
直後に「うるせーーーーーー!!!バーーーーカ!!!」と返信があった。 ソロコンは大盛り上がりのうちに終わり
撤収作業中のステージを藤井は感慨深げに眺めている
そこに軽い調子で理事長…藤下リョージが現れた
理「今日のステージ良かったよー!真山に言っといて!オレが言うと調子に乗るからさあw」
校「ありがとうございます。伝えておきます」
理「真山もふっきれたみたいだね、辞めるとか言ってたみたいだけど…」
藤井は報告してなかった
(誰が…??廣田か…だが…)
藤井は秘密を話す子供のように嬉しそうに
「逆ですよ、ふっきらない事にしたそうです。やっと悩めるようになったって」
藤下は「悩める…ふうん…そんな事もあるんだなあ…」と笑う
藤井は帰ったら取って置いた焼酎を開けようと思いついた。
エンディングテーマ「フォーエバー中坊」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています