【エビ中】私立恵比寿中学 変態SSスレ Part.2 [無断転載禁止]©bbspink.com
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「遅い…」
柏木ひなたはイラだっている。
クリスマスライブの最終日を終えて男の部屋に来たのだが
当人が帰ってこない
この日のために買っておいたボルドー色のフェミニンなワンピース
星名美怜に買い物に付き合って貰って選んだ勝負下着まで付けている。
が、時計はもうすぐ1時
「クリスマス終わっちゃったじゃん!!」
クッションを壁に投げる
その時、外から聞きなれたヴェルファイアのエンジン音が鳴った
顔を輝かせるひなただったが
すこし怪訝な表情になる。
いつもであればエンジンを止める寸前に空ぶかしをひとつ入れるのだが
今日は入らない
不審に思うが、会える喜びが不安を追い出す しばらくしてドアが開いて待っていた顔が見える
顔が赤く、表情が緩い。
ひなたは跳ねるように駆け寄って抱きつき
「なにやってたんだよう!もお!」と嬉しそうに怒ってみせた
男はひなたの同級生、建設会社で働いている。
中小企業の部類に入るが、収入に見合わない車(ヴェルファイア)に乗っている
「いや〜社長が…」と男が上機嫌で言い訳をはじめようとした瞬間
「なにこの匂い…香水?」ひなたが顔をしかめて上目遣いに睨む 男はあせって「社長がね!忘年会だー!って言って…その…キャバクラ?的なところに…」(実際にはおっパブなのだが…)
「はあ!!?」ひなたの声に怒気が混じる
「女の人がいるお店で!!お酒を!飲んだの!?」身体を離して腕組みをするひなた
「お、男にはいろいろ付き合いがあるんだからしかたねーだろ!」
「私は待ってたんだよ!ひとりで!!それなのに他の女の人にデレデレ…」
「キャバクラ(おっパブ)くらい行くだろ!付き合いなんだから!!仕事みてぇなモンだ!!」
「車で飲みに行くとかありえないじゃん!!!!」
「だからぁ!!だから代行で帰ってきたんだろうが!!」
痴話喧嘩でしかないのだがゴールが見えない
「もういい!!帰る!」ひなたは睨んで荷物を取りにいく
こうなったら止められないのが柏木ひなたである。
「まてよ!クリスマスだろ!」
「もう終わってるし!時計見ろよ!!酔っ払い!!!!スケベ!!!!!!」
荷物を拾いスタスタとドアに向かい
振り返って
「バーカ!!!!!!!!!!」と怒鳴ってひなたは出て行った。 フロントは「申し訳ございません、あいにく満室で…」と丁寧に答える
駅前のホテル、もう断られるのは3件目だ
(子供に見えるのかなあ…?仕事…歌ってみせるわけにもいかないし…なんだよ…)
(身分証…免許取っとけばよかったかなあ…)
ひなたがグズグズと考えているところに、ダメを押すように
「申し訳ありません」とフロントは頭を下げる、もう出て行くしかない。
(どうしよう…行くとこない…メンバー?クリスマスだしなあ…)
とぼとぼと行くあてもなく駅に向かって歩き始めたとき
「君学生?こんな時間に何してるの?」と後方から低い声が聞こえた (やべ!補導だ…いやでも私19だし!堂々と…)と振り返った先に見た事のある顔が笑っている
引き締まった身体を細身のスーツが包み、ネクタイはせずに派手な色のシャツの胸元が開いている
○「お嬢さんお困りですか?」と顔に似合った二枚目口調で言った
「あなた美怜ちゃんの!?」(セフレ…という言葉は辛うじて飲み込んだ)
○「いやあ〜『美怜ちゃんの』ってワケじゃないんだけどね」困ったような顔だが相変わらず笑っている
(それにこの○ってのやめてくれない?『優(ゆう)』って名前あるんだからさあ、なんならハンサムでもいいよw) 「何の用ですか?」と固い声で聞くひなたに優は
「用って…別に。なんか困ってる美少女がいたからね…知ってる顔だったし?で、声かけた」
「ホテル取れなかったんでしょ?お困りじゃん?」
「なんだったら僕んチ泊まってもいいよ?そんな遠くないし」
ひなたは眉間に皺をよせて
「私あなたの事よく知りませんから。信用できない」と言った
優はニコリとして
「なら尚更いいじゃん、油断してたら危ない事になるでしょ?」
「全然知らないんだったら問題だけど、ちょっとは知ってるし」とニコニコ笑う
言い返せない、ひなたはこの手の口が巧みなタイプは苦手だ。 優は続ける
「もうこの時間じゃメンバーや友達にも頼れない。クリスマスだしみんなお楽しみ中だよね」
「終電は…もう出ちゃったかな?家千葉でしょ?」趣味の良い腕時計を見ながら言う
「だからさ」柔らかいが押しが強い
「でも…美怜ちゃんと…」
優は「んん〜美怜ちゃんとは…別れた…っていうか…ちょ〜っとだけ複雑だなあ?」と考えるような顔
「だいたいの事は彩花から聞いてます。身をひいた?って」
ひなたは(もしかしていい人なのかな?)と思い始めたがやめた
「え?アヤちゃん喋ったの?うーわヒッデエ!あんなにお願いしたのに!美怜ちゃんは知ってんの?」と空を仰いで狼狽してみせる
「美怜ちゃんは知りませんよ!それは言えないよ…」
「よかったあ!僕がんばったんだよお!顔殴られたし…」とヘラヘラしている 優は続ける「まあ立ち話もなんだしさ、いこ。そこに車留めてるし、寒いでしょ?」
確かに寒い
「う〜ん…ホントに大丈夫?」
「僕はソファで寝る、ベッドは譲るよ。気がひけるならじゃんけんでも…」
「油断しなきゃ安全だし…まあいいじゃん」
(う〜ん…まあ悪い人じゃないんだよね?たぶん…)
押し切られたような形になりコインパーキングまで来た
赤いアストンマーチンが留まっている
(趣味違うわ〜)ひなたは苦笑したが、断る理由にはならないので乗り込んだ
道中(サス硬いな〜やっぱ大型が…)と頭をよぎったが
(キャバクラとか!!!)怒りが勝つ
優のマンションまでは5分ほどだった 玄関から短い廊下を歩いた所にある
大きなリビングダイニング
ゆったりしたニットとジーンズに着替えた優が
対面式のキッチンでお湯を沸かしてティーセットを用意している。
ひなたは部屋を見回す
片付いた清潔な部屋、比較的落ち着いた趣味の良いインテリア
ひなたが座るダイニングテーブルから少し離れたところにコーナーソファとTVがある
玄関からリビングまでに洋室がありベッドルームとなっていて風呂トイレは別
もうひとつ洋室がありウォークインクローゼットもある
2LDKだがひとつひとつの部屋が広い (家賃高そうだなあ…)とひなたが思っているところに
「おまたせ」とトレイを運んでくる
金で縁取られた白いティーカップが静かに並べられ
透明なティーポットから紅茶が注がれて
アールグレイの香りが広がる
「どうぞ」とひなたの前に紅茶を置き
「心配しなくても普通の紅茶だよ、何も入ってない」と笑って
優は自分の分をティーカップに注いで
疑いを晴らすかのように一口飲んでみせる
「それで…なんであんな所にいたの?」促されてひなたは話しはじめた 「…それで出てきたの!ひどいと思わない?クリスマスだよ!年に1回だよ!なのに…」
ひなたは怒りを再燃させている
「ん〜まあ確かにひどい話だよね」優はニコニコしながら軽く同情してみせる
「でしょ!!キャバクラとか!!ありえないでしょ!彼女待たせてだよ!だいたい車のローンだって私…」
「わかるよ、せっかく準備もしてたのにねェ…うん。
まあ、とりあえず今日はゆっくり寝てさ
明日になったら彼の酔いも醒めてるだろうし、言い訳でもなんでも聞いて
がつーんと怒ってみせて反省させたら…もうしないんじゃない?嫌いになったわけじゃないんでしょ?」
「う〜ん…でも…ちょっと嫌いになったよ…」とひなたはブツブツ口を尖らせる
「その嫌いも一晩寝たら収まるかもよ」と優は笑う
「そう…かなあ…」
「そりゃわかんないけどさ。それに…紅茶冷めるよ」優はひなたの紅茶を見る
ひなたは怒りを少しひっこめて、紅茶を飲む
「あったまる…美味しい…」目を細めるひなた 紅茶を飲み終わったひなたに優は
「落ち着いた?ベッドルームに案内するよ」とニコリとして立ちあがり
「こちらへどうぞ」とエスコートする。
とても紳士的な態度だ
廊下を歩きベッドルームのドアを開け室内灯を明るめにして優は
「着替えが必要ならクローゼットにいくらか女性用もある
トイレはそっち、枕元に室内灯のリモコンとコンセントがあるので充電どうぞ」
と、テキパキと慣れた感じで説明をして
「おやすみなさいお嬢さん」と部屋から立ち去ろうとする
「お風呂は?」と聞くひなたに
「入ってきたんでしょ?」と優
「なんでわかるの?」と怪しむひなたに「シャンプーの匂いだよ」と笑って答えた 優は「じゃあね〜」と頭の後ろでぴらぴら手を振りながらリビングへの廊下を歩き始める
ひなたはクローゼットに向かうつもりで背中を追ったが
悪戯っぽい目で「ねえ!」と声をかけ
振り向いた優の頬に軽くキスをして「お礼!」と、ひなたらしい頬に線の出る子供っぽい笑顔を見せた
「そう」
優の心の黒い火がゆらりと揺れる 優という男は「生まれながらの女たらし」であり
暴力的な言動も酒や薬物も権力などの力も一切借りる事なく
巧みな言葉と表情だけで相手をコントロールして
あたかも自分の意思でそうしたかのように女性を操り"落とす"非常に危険なタイプの男だ
笑顔も柔らかい物腰も紳士的な態度もジョークも全て彼の道具にすぎない。
彼はそれらを自覚的に行使して"ゲーム"をする
星名美怜は彼の本質を理解した上で"ゲーム"に付き合う「火遊び」が出来ていたのだが
本来、男性経験の少ない柏木ひなたの手に負えるような相手ではない。
ほんの少しの悪戯心だったのかも知れないが
そのとき柏木ひなたは確かに油断した。 笑顔を変えずにひなたを見る優
微笑みが数パーセント減り
それを埋めるように媚薬のような成分が数パーセント表情に混じるが、ひなたは気づかない
「じゃあお返し…」と右手がゆっくりと上がって壁に添えられ、ひなたの行動をほんの少しだけ制限する
いわゆる「壁ドン」のような状態であるがとても静かでしなやかな動きだ
…制限はしているが逃げようと思えばいくらでも逃げる事ができる
が、ひなたは逃げない。
ひなたの表情が少しだけ固くなる…
優の優しく物憂げな笑顔がそれを溶かす
優はひなたの目をじっと見つめ、ゆっくりと視線を唇に移す
ほんの少し唇を見つめたあと、またゆっくりとひなたの目を見て
わずかに首を横に傾けて眉を少しだけ上げ、聞こえないような音で口から息を吐く ひなたは唾を飲み込む
彼女には自分の喉が立てる「ゴクリ」という音が廊下に響いたように感じて
心拍数が上がり、手が汗ばむ…
目がうるんでいる
そして
ひなたは少しだけあごをあげて迎えるような態勢になった 優はゆっくりと唇をよせてキスをする
ひなたは目を閉じているが、優は目を細めただけだ
舌を侵入させようとする優だがひなたの歯は閉じられていた
(もう少しかな?)
優の脚が閉じられたひなたの両膝に割り込む
ひなたの鼻から息が漏れ歯から力が緩む
少しだけ舌を絡ませ唇を離すと
物足りなさを感じているひなたの頬に顔をよせ
静かに優しく耳元で言った
「このままベッドに行く?」
「それとも…」
「"一緒に"ベッドに行く?」
そしてまたひなたの目をトロリとした目で見た
ひなたは上気した顔で優を見つめている
「いっしょ…に…」という言葉が口から漏れた
(…チェックメイト…) 少し前の時間-別の場所
3
真山りかと黒川澄はマンションで遅いディナーを楽しんでいた
澄は呼び出しに備えて酒は口にしない
真山もそれに付き合っている
サラダ(澄は食べない。偏食である)
ホースラディッシュを添えたローストビーフ
茸のポタージュスープ
それにブッシュドノエル
小さなクリスマスツリーがテーブルに置かれている
温かい空気が2人に流れ、視線が絡んでいく
その時、大音量の着信音が鳴った 澄は小さな溜息をつき電話に出て2〜3言会話をし
真山の目を見て言った
「こんな時にすまない」
「いいの」と穏やかに返す
ふたりは立ち上がりキスをしてほんの少しの時間を惜しんだ
身体を離した澄は「行ってくる」とコートを羽織る
真山りかはその背中に手をあて
「いってらっしゃい。私のヒーロー」と微笑んだ 5
大柄の男に安本彩花はくっついている
白い肌が美しい
彩花は男のわき腹の大きな傷に手をあてている
男は言った「あの…よ、今度正社員にって、店長から…」
彩花の顔が輝く「ホント!?すごい!がんばってるもんね…」目に涙がうかぶ
「お祝い!お祝いしよ!」涙目ではしゃぐ彩花に男は言う
「いや…それはいい…」続ける
「オレは祝われるような事はしてない。普通の事を始めた…やっと始めただけだ」
「ひどい事ばっかりしたのに、アヤみたいないい子が一緒にいてくれる…もう十分だよ」
男は首を振る
「これ以上…お祝いなんてしてもらったらバチが当たる」
「だから…もう少しだけ待ってくれ…そしたら…」
「ふたりで、みんなにお祝いしてもらえるように…」
彩花の目から大粒の涙がこぼれている
2人はキスをして強く抱き合った 7
都内の住宅街にある小さなフレンチレストラン
ライブ終わりの時間に合わせて、店に時間を都合してもらってので
他の客はいない。
鴨を中心としたコースに赤ワインを合わせているが
東があまり飲まないので
美怜もペースを落としている。
リラックスした会話が進む
美怜のいままでの男と比べると
東はとても慎重なので、いささかのもどかしさを感じる事もある
同時に大事にされていることが伝わるので嬉しくもある が、今日はクリスマス
美怜は細い指をテーブルに置かれた東の手に重ね
眼にほんの少しだけ「色」を乗せ見つめる
気付いた東の視線が絡み
今にもキスが始まりそうな空気になるが、店内である
「星名…さん。あの…」と言い掛けた東に美怜は
「星名美怜はアイドルの名前。今はあなただけの…」と蠱惑的に笑う
「…はい…そうでした。もえかさん…」東は戸惑いながら答えた
美怜は(今日のホテルの予約は無駄にならないかな?)と思っている。 11
小林歌穂と家族はカラオケボックスに来ている
母が中森明菜メドレーを歌い始めたので
歌穂は「トイレ」と言って部屋を出てきた。
部屋からは「DESIRE」が聞こえ始めた
兄と父が合いの手を入れている
にぎやかな家族だ。
歌穂の声の大きさは母譲りらしい。 廊下の隅で歌穂はスマホを耳にあてている
「うん…ごめんね、クリスマスなのに…」
「おかあさんが『家族でカラオケに行くー!』って聞かないから」
「うん、そう、だいじ。家族も…どっちも…」
「でも2人でいたかったかな…?」
「うん…わかってる、ありがとう…来年は…うん」
そして歌穂は顔を上げて、キョロキョロと辺りに人気が無いことを確認して
「わたしも…あいしてる…おやすみなさい」とささやいて通話を終えた
顔が赤い。歌穂はふうっと息を吐いた
(ドキドキする…)
何気なく胸にあてたスマホから温もりが全身に広がっていくような気がした
(愛してる) 12
佐々木彩夏は石段を登って辺りを見る
深い闇を水銀灯が照らしている
樹に囲まれた神社の境内である。
人気がない
広い
「よう」
闇の中から声が飛び影がもぞりと動く
「アンコールが長くてね、待った?」
佐々木が尋ねると薄明かりに中山莉子の白い横顔が現れた
「いや、さっき来たところ」
2人の間合いがじわりと縮まる。 刹那
中山莉子の鼻先の空気が焦げる
佐々木のハイキックだった
速い。
が、中山はスウェーでかわしていた
蹴り足が奔り抜けた後には中山莉子の頭が元の位置に戻っている
この動きも速い。
「楽には勝たせてくれないんだね」構えた佐々木彩夏が「にいっ」と嗤う。嬉しそうだ
「怖いなあ」中山莉子も嬉しそうに歯を見せ構えていく
間合いが更にじわりと詰まり空気の密度が上がってゆく
楠の匂いが冷気に溶けていた ベッドに腰掛けた2人は濃いキスをしている
優の手がひなたの肩に添えられゆっくりとベッドに倒れていく。
右手がひなたの胸に添えられ形を確かめるように動くと
脇腹あたりまでをするりと撫でた…所で優の手が止まった。
ひょいと顔を上げ笑みを浮かべて
ひなたの顔を覗きこむと
「このまま続けるとさ。服、シワになっちゃうよね
ストッキングも伝線するかもだし…
どうかな?そっちで自分で脱いだほうがよくない?」と気遣うように言う。 ひなたは(そういえばそうかも…シワ…伝線も困るな…気がつくなあ…女性経験?)
と納得した表情で「うん」と返事をし
ベッドサイドに立ち服を脱ぎ始める。部屋は明るい。
(こう言うとみんなストリップを見せてくれるんだよね)と優は心で笑うが表情は優しい。
「あ、下着はつけててね。取るのが楽しみだから」とニットとTシャツを脱ぎながら屈託なく言い
ひなたの足元からゆっくり視線を上げてゆく
ラベンダー色のレーシーなブラとショーツが白い肌に映えている
ひなたは視線に気付くと照れて「恥ずかしいよ…もう」と赤い顔をしている
優は少し間をおいて「だね、わるい。おいで」と羽毛布団をめくってひなたを誘う。
言われるままにベッドに滑り込むひなた。 「もういっかい」と優は言い
またたっぷり時間をかけてキスをする
少し顔を離しひなたを見つめると、堪えきれずにひなたが抱きついてくる
優は頬、耳元まで唇を滑らせると体温を伝えるようにひなたの背中に手を回しキュッと抱きすくめる
力が緩んだときにはブラのホックが外されて小さな胸があらわになる
ブラをベッドサイドに落としつつ舌を使い始めるとひなたから吐息が漏れる
固くなった乳首を手に任せて、優の舌と唇はひなたの脇や横腹を滑る
ひなたの息が荒くなっていく。
優の舌が胸に戻り手はひなたの細い脚を撫で内腿の温度を確かめるように動き
慎重にショーツに滑り込むと予想以上のぬるりとした湿り気に(へえ…前戯いらないかな?)と思っている
優の手がひなたの小振りな尻を撫でる 「じゃあ…」と言葉をかけると果物の皮を剥くようにショーツを下ろす
形はいいが密度の濃い陰毛を見て「暑いな…」と羽毛布団を落とす
明るい室内にひなたの裸体が照らされる
「あ…電気…はずかしい…」と赤い顔をしているひなたに
「ごめん、暑かった」と悪びれず言い、優はリモコンで室内灯の明るさを少し落とす
眩しくはないが肌の色がはっきりわかる程度にはなった室内
愛撫を再開し下腹部にキスをして
内腿を撫でひなたの脚をゆっくりと上げて肩に担ぐと
前戯が必要ないほど濡れた部分の湿り気を舐めとるかのように舌を沿わせる
ひなたの口からは甘い息が漏れ
ときおり訪れる大きな刺激を親指を噛んでこらえている。
しずかな部屋にぴちゃぴちゃと音が響き、ひなたの呼吸がさらに激しくなる (ん〜濃いから見えにくいな…)と考えた優は「うつぶせになって」と言う
言われるままに姿勢をかえたひなたの腰を持ち
ひょいと高く上げて四つんばいの姿勢を作り
(うん、よく見える)とまた舌を使い始めた
明るい部屋で尻を高く上げ見られている恥ずかしさもあり
ひなたは「もう…お願い…」と限界を伝えた
優は「うん?欲しい?」と言う、嬲っている
ひなたは「欲しい…入れて…」と甘い声で懇願する
優はあっさり「いいよ」と言いコンドームを付ける
ひなたは慣れた姿勢(正常位)になろうともぞもぞ動きはじめたが
優が「あ、そのままね」と腰を押さえ
後から入ってくる
ひなたの口から「くぅ…っ…は…あ」と息が漏れ
ぼんやりする意識のなかで(違う人なんだな…)と思っていた。 リズミカルなストロークで優は腰をぶつける
ひなたは枕に顔を埋めて声を抑えている
それでも「むっ…」「くっ…あ」程度の声は漏れているのだが
(物足りないなあ…)と
優はひなたの背中に身体を倒し
後から耳元で
「ひなちゃん、この部屋はね、防音になってるからね。聞いてごらん」と
動きを止め静寂を聞かせる。
外の音も、生活音も聞こえない
「ね、だから声、大丈夫だよ」と続けてまた動き始める
ひなたは変わらず枕に顔を埋めている…が声は徐々に大きくなっていく 時間が経つにつれて、ひなたの膝から力が抜けていき姿勢を維持できなくなっていた
四つんばいからうつぶせに近い形になり脚が伸びる
優には締め付けが強くなり
ひなたはより大きな挿入感を感じていた。
肉を叩く音が弱くなり
優はひなたの肩を持ち背中に身体を密着させて突き続ける
ひなたは変わらず枕に顔を埋めて声を抑えていたが
長く細い声を漏らして脚が強く伸びて背中に力が入り
直後、果てるように脱力した。 しばらく息を整えて
優は「ふぅ」と息を吐くとひなたの身体をぐるりと仰向けにする
顔が正面に見えてしまうので
ひなたは「電気…お願い…暗く」と甘える
「OK、じゃあもう少しね」と薄明かり程度に明かりを落とし
正常位の体勢でキスをする
ひなたは優の首に手を回し密着感を楽しむ
優はひなたの脚を腰の後で組ませて
唇を離し「そのまま掴まっててね」と言い
ひなたの軽い身体を起き上がらせて対面座位になった。 優の身体に腰掛けているので少し高い位置になったひなたの唇にキスをし
「自分で動いてみて」と囁く
ひなたは少し考えて膝を使いぎこちなく上下に動く。
(やった事ないのか〜ヴェルファイアくん意外と保守的なんだな)と心で苦笑し
「それもいいけどね…」と言ってひなたの腰をぐっと落とし深く差し込むと
「こう…」とひなたの腰を前後に誘導した
ひなたは以前枕で"試した"事のある動きを思いだし
摩擦で自らに快感を与える
枕とは違い入っている、刺激が大きい 高まりと共にだんだんとリズムが走っていく
(これ…じぶんで…すごい…もっと…)ひなたの腰が更に加速し
高い声が漏れる
(わたしの…声…こんな…)聞いた事のない自分の声に驚くが
快感に抗えない
(もう……だめ…もう…はずかしい…)と意識が白くなっていき
叫ぶような嬌声が漏れるのを恥じたひなたは
優の唇を貪り声を殺して2度目を迎る
存分に舌を絡めて
惜しむように離した唇から唾液が糸を引いて薄明かりに光っていた 翌朝
といっても11時近い時間にひなたは目が覚めた
明るい部屋に優はいない。
ひなたは羽毛布団の中の自分の身体を確認する
(裸だ…夢…じゃないんだよなあ…)
ふぅ…と溜息をついて
布団にくるまってベッドにぺたんと座る
(う〜〜やっちゃった…のかあ…?)
(避妊は…)とベッドサイドのごみ箱を確認するとティッシュにくるまれたコンドームがある
(…ちゃんとしてる…よかった…ってそんな問題じゃないよ…)
(これじゃあ浮気じゃないか…キャバクラどころじゃ…)
とグルグル考えている所にドアが開いて、ゆったりとしたスウェットを着た優が顔を覗かせる シャワーを浴びてドライヤーをかけた後らしく髪がふわりとしている
「あ、起きた?」と優は笑う
ひなたは(ホントに防音なんだ…ドライヤー聞こえなかった…)とぼんやり考えている
「ベッドの横に膝丈のロンTが置いてあるよ、他がよければ持ってくる」
「とりあえずシャワー浴びたら?
シャンプーとコンディショナーは3種類、ボディーソープは2種類洗面台の下に入ってる
自分のがあるならそっち使ってもいいし、なんなら代えの下着もある」
と言って、言い忘れた事がない事を確認したような顔をして
「じゃ、後ほど」と優は行ってしまった。
用意の良さに呆れて笑ったひなたはTシャツを布団に引っ張り込んで着た
(下着は…さすがに自分のでいいか…)
とトボトボとシャワーを浴びに行く 洗面台には新品の歯ブラシが用意されている
下の棚を見るとボディーソープは普段のものが無かった
シャンプー・コンディショナーは同じのがあったのだが
(なんか嫌だ)と思って「お泊りセット」のものを使った
タオルも新品のように清潔なものが多めに用意されている
(ホテルかよ!)と心でツッコんで遠慮なくシャワーを浴びた 髪を丹念にブローしブラッシングして歯を磨き
(ファンデ…はいいか)とリップだけ塗って
シャワーを出ると朝食が用意されていた。
フレンチトースト
ベーコンエッグ
コンソメスープ
たっぷり果物が入ったヨーグルト
優が「飲みものは何がいい?水と炭酸水と豆乳と紅茶。コーヒーは…ないな…」と尋ねる
ひなたはまた用意の良さに呆れて「水でいい」と言った。 朝食はどれも美味しい
フレンチトーストは甘すぎないし
厚切りのベーコンも好み
スープはどこかのホテルのブランドだろう…文句ない。
食べ終わって水を一口飲み
ひなたは「ねえ…昨夜の…」と神妙に切り出す
優はにっこり笑って
「ああ、避妊はちゃんとしたし、調べてもいいけど身体のどこにも跡は付けてない
シャンプーは普段と同じもの、服に不審なシワもない
この後、車で駅でもどっかのホテルの前でも好きなところで降ろす
彼にはそこから連絡して迎えにでも来てもらえばいい」 「この部屋は後で掃除するし、2週間に1度ハウスクリーニングで徹底的に掃除してもらっている
次は27日…明日だね」
「僕との事は…」
「痕跡は残ってないし、残さない。ひなちゃんが言わなければ誰も知らないワケだ…
誰かに言う?」
ひなたは首を横にぶんぶん振る
「じゃあそれでいいじゃん。
柏木ひなたは彼とケンカして頭にきてホテルに1泊した、いいよね?」
ひなたはうなづく
「OK!着替えておいで。そろそろ行こう!チェックアウトの時間は過ぎてるよ」と笑った ひなたはベッドルームで昨日の服に着替え
大きく深呼吸をして(忘れよう!何も無かった!!)と自分に言い聞かせて部屋を出る
優は玄関でニットとジーンズの上にコートを羽織って待っていた。
ひなたは少し迷って優を見つめ軽くキスをして
「ねえ…Lineを…その…すごく…」
優は「それやっちゃうと本当の浮気になっちゃうからね」と笑顔でさえぎった 駅前で待つひなたの前に見慣れた大型車が留まる
乗り込んだひなたに、男が
「昨日は…ごめん…クリスマスなのに台無しにして…」と詫びる
ひなたは「私も…感情的になっちゃって…ごめん…」と答えた。
少し気まずい空気はあるが仲直りして車は走り出す。
車中…スマホを見つめるひなたに男が
「なに?」と尋ねる
ひなたは「Line…スケジュールの確認だよ!」と笑顔で答えた
機嫌が直ったように見えて男はホッとする
ひなたのLineの優のプロフィールには「#ハウスクリーニング」と名前が付けられていた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています