0745純愛男2019/09/10(火) 06:46:40.30ID:5nZH0qqR 階段を上がり、二階の二人が籠っているかもしれない襖が見えてくると、そんなんでやっぱ一階に戻ろうかとへたれそうになった時、茉里が顔を出した。 これがダメだった。さっきまでのへんてこりんな葛藤、苛立ちみたいなのが全部吹っ飛んだ。 足音に気付いた茉里が襖から顔を出した。 「ごめん・・・・」と謝る茉里の首筋から肩まで、素肌が見えたんだよ。明らかに上半身何もつけていない茉里の肩。 凄く申し訳なさそうな彼女の表情は、泣きそうな感じにも見えた。 「隣にいちゃ、嫌、かな」 この一言はこたえた。 元々隣にいて欲しいと言っていたのは彼女の方なのに。 「分かった」と言った俺の声は思いっきり掠れていたと思う。